波瑠と田中みな実、『フェイクマミー』撮影現場で囁かれる「不仲説」の真相に迫る

現在放送中のTBS系連続ドラマ『フェイクマミー』は、その好評ぶりとは裏腹に、主演を務める女優・波瑠と共演の田中みな実の間で不穏な空気が流れていると報じられています。本記事では、作品の成功の陰に隠された、二人の女優を巡る緊張関係の核心に迫ります。

ドラマは好調も、現場には「不穏な空気」?

波瑠(34)と川栄李奈(30)がW主演を務めるドラマ『フェイクマミー』は、放送開始から間もないにもかかわらず、大きな注目を集めています。転職活動に苦戦するキャリア女性・花村薫(波瑠)が、シングルマザーの日高茉海恵(川栄李奈)から娘のお受験面接を代行するよう依頼されるという斬新なストーリーは、初回放送後1週間でTVerの再生回数が200万回を突破し、好調な滑り出しを見せています。

しかし、その成功とは対照的に、ドラマの制作現場では深刻な問題が囁かれています。制作関係者によると、「現場の雰囲気は、はっきり言ってよくありません。主要キャストの2人の女優さんの関係がピリピリしていて、スタッフたちも細心の注意を払っています」とのこと。特に波瑠と田中みな実(38)の間に、友情が芽生える様子は一切なく、シーン以外ではほとんど言葉を交わさない状態が続いているといいます。

ドラマ「フェイクマミー」で共演する波瑠と田中みな実。撮影現場での関係性が注目される中、笑顔を見せる二人。ドラマ「フェイクマミー」で共演する波瑠と田中みな実。撮影現場での関係性が注目される中、笑顔を見せる二人。

田中みな実の「リーダーシップ」と波瑠の「不快感」

田中みな実が演じる本橋さゆりは、第2回から登場する波瑠演じる薫の「ママ友」役。設定上は「穏やかで控えめな性格」であり、お受験を通じて薫と親しくなるという役どころです。ところが、実際の現場では、役柄とは異なる田中みな実の言動が波瑠に不快感を与えているとされています。

前出の制作関係者によると、「特に田中さんの物言いは、きつく感じられることもあります。波瑠さんは、田中さんが周囲の人に話していた内容が、自分に対する批判と感じたようで、プロデューサーに相談したこともあったと聞いています」と指摘しています。

さらに、スタッフが凍りつくような具体的な場面も目撃されています。9月頃の撮影合間、田中みな実が周囲の出演者やスタッフに「みんなでゴハンを食べようよ~」と笑顔で声をかけて回った際、波瑠だけには声をかけなかったというのです。主演女優を差し置いて、まるで座長のような振る舞いに、驚くスタッフも少なくなかったといいます。

事務所は「不仲を否定」するも、専門家は「誤解の余地」を指摘

このような二人の女優の「緊張関係」について、それぞれの所属事務所は否定的な見解を示しています。波瑠の所属事務所は、「お問い合わせの波瑠の件ですが、田中さんとは現場で仲良くさせていただいております。差し入れをいただいたり、すごく気をつかっていただいておりますので、ご指摘のようなことはありません」とコメント。一方、田中の所属事務所も「そのような事実はありません」と、不仲説を真っ向から否定しています。

しかし、芸能プロダクション関係者は、「どちらもプロ意識が高く、思ったことが態度に出てしまうところがあるので、誤解を生みやすいという傾向はあると思います。今回の現場では、田中さんのほうがキャリアが短く、頑張ろうとするあまり、主演の波瑠さんを意識しすぎているのかもしれません」と、双方の間に誤解が生じる可能性を指摘しています。

田中みな実が語る「女優としてのプライドと現実」

田中みな実自身も、女優としての自身の立ち位置について複雑な胸の内を明かしています。10月11日放送の自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『田中みな実 あったかタイム』(TBSラジオ)では、「人と比べなくなった。比べようがないなって思い始めた。役者の世界が広すぎて。逆に比べられないなって」と語っています。

女優としてのプライドと、まだ始まったばかりのキャリアの現実の間で、田中みな実もまた、何らかの葛藤を抱えているのかもしれません。ドラマ『フェイクマミー』のタイトル通り、現場で繰り広げられる「フェイク」な人間関係の真相は、果たしてどこにあるのでしょうか。今後の展開と共に、二人の女優の関係性にも引き続き注目が集まります。

参考文献

  • 「女性自身」2025年11月4日号