ドイツ、クリスマス期間に厳格なロックダウン 感染拡大で

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ドイツ、クリスマス期間に厳格なロックダウン 感染拡大で

新たなロックダウンは16日から1月10日まで実施する。メルケル氏は16州の首相らとの会合後、「早急に行動を取る必要」があると述べた。また、クリスマスの買い物によって社会的な接触が「著しく」増えているとの見方を示した。

生活に不可欠ではない商店は、16日から全国的に営業を停止する。学校も閉鎖され、子どもたちは各家庭が可能な限り面倒を見る。

1つの家での集まりは、最大2家庭の計5人までに制限される。クリスマス時期の今月24~26日だけは、各家庭が親族を4人まで、複数の家庭から招くことができる。

レストランやバー、レジャー施設はすでに先月から閉鎖されている。国内の一部地域では、独自のロックダウンが実施されている。

国内で2番目に人口が多いバイエルン州は、感染者が多い一部地域で実施してきた夜間外出禁止令を州全域に拡大する。

メルケル氏は、「医療システムに負荷がかかり過ぎるのを防ぐ」のは政府の役割だとし、「それゆえに早急に行動を取る必要がある」と述べた。

同国のロベルト・コッホ研究所によると、国内の新型ウイルスの感染者は13日に2万200人増え、累計では130万人を超えている。死者は同日、321人増え、2万1787人となった。

■屋台でのワインも禁止

今回の全国的なロックダウンでは、食料品店や銀行など生活に不可欠な事業所は営業を継続する。クリスマスツリーを販売する店舗は営業を続けられる一方、美容院などは営業を禁止される。

各企業は、従業員の在宅勤務を認めるよう求められている。

高齢者介護施設は、新型ウイルス検査の実施を許可される。新年のイベントや花火の販売は禁止される。ホットワインの屋台など公の場での飲酒も禁止となる。

オラフ・ショルツ財務相は、影響を受けた事業所は1カ月あたり最大50万ユーロ(約6300万円)の支援金を政府から受け取ると述べた。

■「欧州の問題児に」

ドイツはヨーロッパ各国に比べ、新型ウイルスの感染拡大の抑制に成功してきたと考えられてきた。検査と追跡調査が理由の一部とされた。

ただ最近は、「ロックダウン・ライト」と呼ばれた比較的簡易な都市封鎖は、対策として不十分だったとの認識が、政治間らに広がりつつある。

バイエルン州のマルクス・ゼーダー首相は、「気をつけないとすぐ、ドイツは欧州の問題児になる」と警告を発した。「そのため私たちは行動しなくてはならなかったし、今も行動しなくてはならない」。

ゼーダー氏は、ドイツが来月10日以降もロックダウンを延長する可能性を排除しなかった。

■欧州の他の国では

イタリアの新型ウイルス対策当局は13日、来月中旬からの一般へのワクチン接種に向け、花をかたどった小型建造物を公園や運動場、広場などに設置すると発表した。デザインした建築家のステファノ・ボエリ氏は、花は「静穏と復活の象徴」だと述べた。

欧州疾病予防管理センターによると、イタリアは新型ウイルスの死者が6万4036人で、イギリスを抜き欧州で最も多い。イギリスの死者は6万4026人。

そのイギリスでは、今月23~27日に規制が緩和されるのを前に、国民はクリスマス時期に社会的接触が増えることのリスクについて「非常に慎重に」考えるよう求められている。

同国ではその期間、最大3つの家庭で「バブル」(安全圏)を形成し、人々の屋内での交流や、宿泊も認められる。

過去24時間の新規感染者が1万人を超えたオランダでは、週末にアムステルダムやハーグなどの都市中心部にクリスマスの買い物に出かけないよう、当局が強く求めている。

同国は10月13日以降、部分的なロックダウンを続けている。政府は追加の規制を検討している。

スイスでは、ジュネーヴ、ベルン、チューリヒ、バーゼル、ローザンヌにある5つの病院が、「現状への深刻な懸念」訴える文書を保健相に送ったと、地元メディアが伝えた。集中治療室が満床に近づいており、看護師らに重圧がかかっているとしているという。

ロシアのインターファクス通信は13日、同国の首都モスクワの市長が、新年休暇中に夜間の外出や種類の販売を市内で禁止しないと述べたと報じた。

スウェーデンの学校は14日から、13~15歳を対象に遠隔授業を実施するよう初めて求められた。16歳超の生徒は全国で今月7日から、デジタル授業に戻っている。

同国では国民に対し、クリスマス期間に会う人は最大8人までとし、可能なら屋外で集まり、列車やバスでの移動は避けるよう呼びかけている。

(英語記事 Christmas lockdown for Germany as virus spikes )

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