日本軍‘元慰安婦’キル・ウォンオクさんが「正義記憶連帯(正義連)に出した寄付金を返してほしい」と語っている映像が公開された。
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16日、ヨ・ミョンスク元ゲーム物管理委員会委員長が運営するYouTubeチャンネル「概守作(ケスジャク)TV」で公開された映像によると、キルさんは息子と息子の嫁との会話の中で、このような意思を明らかにした。
キルさんは嫁チョ某氏との会話の中で「いくら何でも子孫がいる老人なのに私達(正義連)勝手にこのようにどこかに寄付し、使ってはいけない」とし「子孫がいるから子孫たちと相談し、すべきことをし、そうでないことはしてはいけない」と述べた。
チョ氏が「寄付を持っていった分を返してほしいと訴訟しようと思う」と言うと、キルさんは「うん」と答えた。
さらに「そうすべきだ。いくら老人だとしても子孫がいれば子孫と相談して、何かをしなくちゃ。自分たちの勝手にしてしまえば、世の中で生きることではない」と付け加えた。
キルさんは正義連にそれぞれ5000万ウォン(約472万円)と2920万ウォン(約275万円)など総額7920万ウォンを寄付したことが分かった。
一方、正義連理事長を務めたユン・ミヒャン共に民主党議員は13日、自身のSNSに知人5人とマスクを着用せずに、手にワインを持っている写真を掲載した。
批判世論が高まると、ユン議員はキルさんの誕生日を祝うための席だったと釈明した。これに、キルさん側は連絡を受けていないという趣旨の立場を示している。
民主党はこの日、新型コロナウイルス感染症拡散傾向が収まらない中、このような写真を掲載し物議をかもしたという理由で、ユン議員に厳重警告措置を下した。