国民の力は、部下職員へのセクハラなどの疑いが持たれているオ・ゴドン(呉巨敦)前プサン(釜山)市長に対する事前拘束令状が18日、再度棄却されると「理解できない」とし「共に民主党は一抹の良心があるなら、今からでも釜山市民と国民に心から謝罪せよ」と促した。
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ペ・ジュニョン国民の力報道官はこの日、口頭論評を通じて「(補欠選挙に)候補を出して審判を受けるという(共に民主党の)詭弁は腹立たしい行動」とし、このように明らかにした。
ペ報道官は「呉前市長の事態に対する重大性と罪質の厳しさを考慮したなら、令状発給は当然の手順だった。呉前市長の罪は決して消えることも、消してもならないことだ」と主張した。
さらに「来年4月7日の釜山市長補欠選挙は、呉前市長の性犯罪のために行われる。267億ウォン(約24億7547万円)の国民の血税が使われる」とし「今年の4月7日は、偶然にも被害者が呉前市長に『腹立たしいこと』をされたと言った日」と指摘した。
続いて「しかし、共に民主党は党憲まで変えて市長候補を出そうとしている」とし「候補を出して審判を受けるという詭弁は、被害者の表現をまた借りるなら『腹立たしい』行為に違いない」と批判した。
ペ報道官は共に民主党に対し「市長候補を公認することを直ちに撤回せよ」と求め「釜山市民は来年の4月7日には、今年の4月7日を忘れない」と強調した。
これに先立ち、釜山地裁はこの日午後6時半ごろ、「証拠隠滅と逃走の恐れがない」として拘束令状を棄却した。裁判所は6月にも同様の理由で拘束令状を棄却している。