製造業が輸出主導、昨年のコロナ経済危機持ちこたえた=韓国

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京畿道安城にある自動車部品メーカーK社の燃料タンクパイプ生産工場。
京畿道安城にある自動車部品メーカーK社の燃料タンクパイプ生産工場。

韓国経済の成長エンジンである製造業が、昨年新型コロナウイルスを克服するのに核心的な役割をしたことがわかった。今年も韓国経済の回復傾向を牽引すると期待される。

現代経済研究院は17日、昨年の韓国経済の消費・輸出・雇用・生産水準を分析した結果、昨年11月に1~5月に発生した経済衝撃の79.3%を回復したことがわかったと明らかにした。サービス業よりは製造業の、内需よりは輸出の回復力が強かった。雇用部門は回復力が最も弱かった。

現代経済研究院は昨年1月の経済状況を「100」、最悪の時点である5月を「0」とし、その前後に経済各部門がどれだけ回復したかを「危機克服指数」として算出した。製造業の最大経済衝撃時点は昨年5月の87.3で、11月には99.9と経済衝撃をほぼ回復した。造船・情報通信技術(ICT)・一般機械・精密機器などの回復率は140を超えた。自動車・鉄鋼も90以上を記録した。

これは輸出の回復傾向につながった。衝撃が最も大きかった5月の輸出額は1月より11.2%減少したが、その後ICTを中心に輸出が増加し11月には1月より7.1%増えた。衝撃幅に対する回復幅を意味する危機克服指数は163.7だった。新型コロナウイルスの衝撃を100%回復し、さらに63.7%成長したという意味だ。これに対し対面接触が多いサービス業は77.9で回復傾向が弱かった。内需景気指標である消費も74.1で明確な回復シグナルは現れなかった。現代経済研究院は「製造業は4~5月の輸出衝撃とともに指数下落傾向が大きかったが速く回復した。サービス業は金融・保健福祉以外の分野で強い経済衝撃を受け、回復速度も遅いことがわかった」と話した。

雇用の危機克服指数は11月基準25.5で衝撃が最も目立った。新型コロナウイルスによる雇用衝撃の4分の1程度しか回復できなかったという意味だ。人件費負担が大きい「従業員がいる自営業者」と新型コロナウイルスで働き口が消えた日雇い労働者部門の回復速度が特に遅かった。

韓国が新型コロナウイルス危機に比較的善戦できたのはこのように製造業が支えの役割をしたためだ。実際に韓国経済が反騰を始めた昨年7-9月期の国内総生産(GDP)成長率2.1%のうち製造業の寄与度は1.9ポイントに達する。成長の90%以上を製造業が担当した格好だ。今年も製造業の景気は他の部門に比べ相対的に良好な流れが予想される。産業研究院は17日、韓国の製造業者1009社を対象に景況判断指数(BSI)を調査した結果、今年の年間売り上げ見通しBSIは103になったと明らかにした。この数値が100を超えれば昨年より売り上げが好転すると考える企業が多いという意味だ。業種別では半導体が113、無線通信機器が111、石油精製が122、化学が107、バイオヘルスが110、二次電池が114など、多くの業種が100を上回った。一方で造船は83、繊維は74など否定的見通しが多かった。高麗(コリョ)大学経済学科のカン・ソンジン教授は「製造業が輸出を主導し今年も韓国の『危機防波堤』の役割をしっかりと担うだろう」と予想した。ただカン教授は「各種反企業法案が同時多発的に処理され製造業の不確実性がさらに拡大していることは負担。果敢なインセンティブ支援と規制廃止で起業しやすい環境を作ることが新型コロナウイルスを克服する近道」と強調した。

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