(CNN) 米南部テキサス州ダラスの高速道路で13日未明、交通整理をしていたダラス警察の警官が車に突っ込まれ死亡した。車を運転していた32歳の男は酒酔い状態での故殺の疑いで訴追された。
警察によると、ミッチェル・ペントン巡査は13日午前1時45分ごろ、先ごろ発生した事故の現場封鎖のため、パトカーの警告灯をつけた状態で車の外に立っていた。男の車はそのパトカーに突っ込み、パトカーがペントン巡査にぶつかったという。
ペントン巡査は病院に搬送されたが、その後死亡した。
男は同乗者の女性を酒酔い状態で負傷させた疑いでも訴追された。女性は胸部に外傷を負い、また顔にも切り傷を負った。
警察は、男が「酒に酔っていることが判明した」と発表。男が高速で運転していたとの目撃証言もあるという。
男は医療関係者による治療を受けた後退院した。
ペントン巡査はダラス警察に配属されて2年。訓練期間を昨年10月に終えたばかりだった。
ダラス警察のエディー・ガルシア署長は「沈痛な思いだ。この若い巡査には輝かしい未来があった」と追悼の言葉を述べた。