韓経:日本「11年ぶりのマイナス成長」発表した日、日経平均3万円台突破


新型コロナウイルスの余波で昨年の日本経済は11年ぶりのマイナス成長となった。これに対し東京証券市場は10-12月期の経済成長率が予想値を大きく上回ったことからバブル崩壊から30年ぶりに3万円台を回復した。

日本内閣府は15日、昨年の実質国内総生産(GDP)速報値が前年より4.8%減少したと発表した。マイナス5.5~マイナス5.2%だった市場見通しより高かったが、マイナス成長は避けられなかった。日本のGDPが年間基準で減少したのは金融危機の衝撃で成長率がマイナス5.7%を記録した2009年から11年ぶりだ。

昨年10-12月期だけみればGDPは前四半期より年率換算で12.7%増加した。民間エコノミスト36人の平均予想値8.0%を大きく上回った。

昨年の日本経済は四半期ごとの変化が深刻だった。4-6月期の成長率は過去最悪のマイナス28.1%を記録したが、7-9月期には22.9%に急反騰した。今年1-3月期には再びマイナスに転じるという見通しが優勢だ。昨年11月末から新型コロナウイルスの感染が再拡大し先月7日には日本政府が2度目の緊急事態を宣言し消費が急激に萎縮しているためだ。

この日東京証券市場で日経平均は前取引日より564円8銭高の3万84円15銭で取引を終えた。日経平均株価が終値基準で3万円を超えたのは1990年8月2日から30年6カ月ぶりだ。過去最高は1989年12月に記録した3万8915円だ。3万円突破は景気回復への期待が反映された結果という分析もあるが、日本銀行と日本公的年金が大量に買い支えたのに伴った「官製証券市場」という指摘も少なくない。両機関は昨年末基準で日本の証券市場時価総額の10%を超える91兆9000億円相当の株式を保有している。



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