ドイツでの韓国医薬品の需要が急増し、2年間で5倍に増加した。
大韓貿易投資振興公社フランクフルト貿易館が2日に公開した「海外市場動向報告書」によると、ドイツの韓国製品の輸入は、2018年には4729万ドルに過ぎなかったが、2020年は2億5551万ドルで、2年間で5倍になった。
2020年、ドイツはバイオ免疫製品に関して、米国、日本、トルコを抜いて韓国製品の最多購入国になった。報告書では、ドイツの高齢化社会化とコロナ治療薬の開発の可能性を見ると、今後の成長の可能性も高いとの見方を示した。
報告書は、「韓国のバイオヘルス免疫製品メーカーは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の治療薬として自己免疫治療薬を導入し始め、これにより従来の自己免疫疾患治療薬としてだけでなく、新型コロナ治療薬としての進出が期待される」とし、「韓国は原料医薬品の欧州輸出に関して2019年5月からEUホワイトリストに登載され、医薬品製造・品質管理基準(GMP)書面確認書を免除された。ドイツ市場でのシェア拡大など持続的な成長が期待できる」と展望を示した。