フォルクスワーゲンが自給?…韓国バッテリー3社「欧州市場手放せない」

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欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの「電気自動車用バッテリー自給宣言」にも韓国のバッテリー企業が相次いで欧州への投資を拡大している。フォルクスワーゲンが独自にバッテリー生産能力を備えるタイミングも不明な上に差別化された技術力を掲げれば十分に欧州市場を攻略できるという判断からだ。特に現在40ギガワット時規模だが2025年には250ギガワット時まで急成長する欧州の電気自動車用バッテリー市場を逃すことはできないというのがバッテリー業界の計算だ。

LGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーションの韓国バッテリー3社の関係者は口をそろえて「フォルクスワーゲンがバッテリーを独自生産しても市場への影響は大きくないだろう」と話した。彼らはフォルクスワーゲンがバッテリーを生産しても供給先が自社の車両に制限される可能性が高く、複数の自動車メーカーにバッテリーを供給する専門企業のバッテリー品質と価格競争力が優位に立つほかないという理由を挙げた。

まずポーランドを欧州攻略基地にしたLGエネルギーソリューションは、現在70ギガワット時の生産規模を今後100ギガワット時に増やす計画だ。昨年までポーランド工場に4兆ウォンを投資したLGエネルギーソリューションは来年まで8200億ウォンを追加投資する。メルセデスベンツやBMWなど欧州企業の需要に対応するためだ。同社関係者は「ポーランド工場の営業利益は黒字転換直前段階」と伝えた。

◇「軽量化・急速充電・走行距離で優位」

フォルクスワーゲンが2030年に20%の車両に対しては外部バッテリーを使うと発表した点もバッテリー企業としては欧州市場攻略を継続するほかない理由だ。韓国企業はバッテリーの軽量化と急速充電、走行距離などでの優位を維持していく方針だ。1月基準でバッテリーのシェアは中国CATLに続きLGエネルギーソリューションが18.5%で2位、サムスンSDIが4.8%で5位、SKイノベーションが3.9%で7位だ。

昨年ハンガリー法人が249億ウォンの黒字で黒字転換に成功したサムスンSDIは1兆ウォン規模の追加投資を計画している。バッテリーはその素材を入れる容器の形により角形、パウチ形、円筒形などに分かれるが、サムスンSDIは自社の主力製品である角形バッテリーに対する選好度が欧州で増加していると期待している。サムスンSDIは特にバッテリー量産技術を高度化して生産コストを20%削減し、中国企業にも価格競争力で押されないという目標を掲げている。

SKイノベーションもハンガリーのブダペスト近郊に30ギガワット時規模の第3工場を作ることにした。早ければ7-9月期に着工する。SKイノベーションは2028年までに2兆6000億ウォンをここに投じる予定だ。昨年最初の工場が量産を始めハンガリー法人が営業利益を出し始めたのが契機だ。主要顧客は現代自動車と起亜、ダイムラーなどという。

フォルクスワーゲンがバッテリー自給化宣言をしたが、実現の可能性に対しては交錯した分析が出ている。ロイターは「フォルクスワーゲンが韓国のバッテリー企業のプラグを抜いてしまった」と報道したが、ウォール・ストリート・ジャーナルは「欧州の自動車業界は今後数年間アジアのバッテリー供給に依存しなければならないだろう」と予想する。キウム証券は22日に報告書を通じ「フォルクスワーゲンの計画に対する懸念は過度にみえる。フォルクスワーゲンの新規バッテリー協力会社の技術が検証されておらず実際に達成可能な目標とみるよりは宣伝的意味とみるべきだ」と分析した。

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