(CNN) トランプ前米大統領の首席補佐官代行を務めたミック・マルバニー氏は27日のCNNの番組で、今年1月6日に連邦議会議事堂で発生した暴動に関するトランプ氏の最近の発言について「明白な誤りだ」と述べた。
トランプ氏は25日夜のFOXニュースの番組で、同氏の支持者は警官を「ハグしキスをしていた」などと述べ、「脅威は全くなかった」と発言していた。
マルバニー氏は「大統領がそんなことを言うのを耳にして驚いた」と言及。「明らかに行儀のいい人もいたが、完全にそうではない人たちもいた。みなが良い人で危険がなかったなどと発言することは明白に誤りだ。人が死に、重傷を負った人もいる」と続けた。
マルバニー氏は暴動発生後、首席補佐官代行の後に着任していた英領北アイルランド担当特使を辞任している。
ただ、マルバニー氏は、次回2024年の大統領選でトランプ氏が共和党候補の正式指名を獲得した場合、もちろん同氏に投票するとも述べた。
マルバニー氏は「トランプ氏はまだ心を決めていないと思うし、長い期間決めないだろう。もしかしたら予備選が始まっても決めないかもしれない」との見方を示した上で、もし再選を狙うならトランプ氏は1月6日の事件について答えることが求められるだろうとも語った。