(CNN) 米南部テキサス州南東部を襲った豪雨の影響で鉄砲水の危険性が高まり、20日にかけて一帯に注意報が発令されている。
18日深夜から19日未明にかけて70~130ミリの雨が降り、川の水位が急上昇する鉄砲水の危険性が強まった。
同州ヒューストンと近郊のカレッジステーションを対象とした竜巻注意報は19日未明に解除されたが、雨は21日まで続く見通し。沿岸部では24日ごろまで雨が続くと予想されている。
19日未明には州内の10万世帯で停電が発生した。
ヒューストン西郊のフルシアーでは十数本の樹木が倒れ、道路が通れなくなった。
沿岸部のポートラバカでは車が水没して立ち往生したとの通報が相次ぎ、当局が住民らに外出を控えるよう呼び掛けた。
隣接するルイジアナ州では5人の死者が報告されている。このうち3人は車が水没し、2人は停電時に酸素吸入を受けていた。
アーカンソー州にも19日未明に鉄砲水の警報が出た。同州の緊急対策当局によると、洪水で少なくとも民家4棟と車両8台の被害が発生し、15人が救助された。