ジェネシスG80など現代・起亜の70万台が火災の可能性でリコール=韓国


リコール対象となったジェネシス「G80DH」。[写真 現代自動車]
リコール対象となったジェネシス「G80DH」。[写真 現代自動車]

ジェネシス「G80」と起亜(キア)「スポーテージ」など現代自動車・起亜で生産販売した70万台に対しリコールが実施される。車両に設置された電子制御油圧装置内部のショートにより火災が発生する可能性が確認されたためだ。

国土交通部は27日、現代自動車と起亜、韓国GMで生産または輸入・販売した22車種71万4720台で製造上の欠陥が見つかりリコールに入ると明らかにした。

リコール規模は電子制御油圧装置内部のショートによる火災の可能性が指摘された現代自動車と起亜が最も大きい。電子制御油圧装置はブレーキ装置(ABS)と車体姿勢制御装置(ESC)、駆動力制御装置(TCS)を統合制御し走行安全性を維持する装置だ。

対象は全4種で、ジェネシス「G80(DH)」が22万2000台で最も多い。2013年7月10日~2020年3月9日に生産されたモデルだ。また、2016年6月21日~今年4月21日に生産された「グレンジャー(IG)」19万台に対してもリコールが実施される。

起亜は2015年3月19日~2020年10月23日に出庫した「スポーテージ(QL)」 18万台と2015年8月14日~今年2月8日に生産された「K7(YG)」4000台が対象だ。

韓国GMが輸入販売した「ボルトEV」(F76E0)は高電圧バッテリーの完全充電時の潜在的な火災危険性により昨年11月から充電率を90%に下げる臨時措置を取っており、今回バッテリー点検後に異常変化があるバッテリーは交換する予定だ。2016年11月9日~2019年6月10日に生産された9400台が対象だ。

今回のリコールと関連し各メーカーでは自動車所有者に郵便と携帯電話メッセージで是正方法などを知らせることになり、リコール前に自動車所有者が欠陥内容を自費で修理した場合にはメーカーに修理した費用に対する補償を申し込むことができる。

国土交通部が運営する自動車リコールセンターでも車両番号と車台番号を入力すれば該当車両がリコール対象かどうかと具体的な欠陥事項を確認できる。



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