操縦士が乗務中にわいせつ行為、司法取引で罪状認める 米



乗務中に操縦室でわいせつ行為に及んだ罪で、元操縦士に執行猶予1年の判決が下った/David McNew/Getty Images

乗務中に操縦室でわいせつ行為に及んだ罪で、元操縦士に執行猶予1年の判決が下った/David McNew/Getty Images

(CNN) 米サウスウエスト航空の元操縦士が、機長として乗務中に操縦室でわいせつ行為に及んだ罪に問われて罪状を認め、執行猶予1年の判決を言い渡された。米メリーランド地区米連邦検察が発表した。

判決を言い渡されたのはマイケル・ハーク被告(60)。発表によると、昨年8月10日、サウスウエスト航空の米国内便の機長として乗務していたが、同機が巡航高度に達すると、操縦席を離れて服を脱ぎ、操縦室内でノートパソコンを使ってポルノ媒体を閲覧した。同被告は司法取引の一環としてこの罪状を認めた。

この間、ハーク被告は「不適切行為」も行ったとされ、その間の飛行任務は女性副操縦士が継続した。

同機が当時、メリーランド州上空を飛行していたことから、ハーク被告は同州で起訴された。5月28日には米治安判事がハーク被告に5000ドル(約55万円)の罰金を言い渡した。

裁判所に25日に提出された書面によると、検察は、ハーク被告を性犯罪者として登録する必要はないとの意見に同意した。

判決の言い渡しに当たり、ハーク被告側は「自らの行為の責任を受け入れる。言い訳はしない」との書面を提出した。同時に、長年のパイロットであり米空軍の元兵士だった同被告が「良い人生を送り、我が国のために働き、家族を養い、懸命に働いたことを考慮してほしい」と求めていた。

サウスウエスト航空はCNNに寄せた声明で「このような行為は容認しない。そうした行為が裏付けられた場合は即刻対応する」とした。今回の事態についてはハーク被告が自主的に退社した後に発覚して調査に乗り出し、給与や退職金などの支給を中止したと説明している。



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