2018年、羅老宇宙センター発射台からヌリ号エンジン試験ロケットが打ち上げられた。 [中央フォト]
韓国科学技術情報通信部が宇宙強国への跳躍に向け米国との宇宙探査協力拡大を推進する。
科学技術情報通信部は16日、国会科学技術情報放送通信委員会の全体会議で韓米首脳会談の成果と今後の計画を報告した。韓米首脳共同声明によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン大統領は民間宇宙探査、科学、航空研究分野でパートナーシップを強化することを約束した。
科学技術情報通信部が科学技術情報放送通信委員会に報告した資料によると、科学技術情報通信部は米航空宇宙局(NASA)との協力を通じて開発中の韓国初の宇宙探査プロジェクトである月軌道船の2022年8月の打ち上げを支援する予定だ。合わせて2023~2024年に予定されるNASAの民間月着陸船(CLPS)に搭載する月面と周辺環境観測・探査用科学機器4基前後を開発中だ。
科学技術情報通信部の林恵淑(イム・ヘスク)長官は「今回の韓米首脳会談を通じて収めた科学技術分野の成果が何よりも重要だ。今後バイオ、6G、量子技術など先端技術開発と科学技術人材交流など多方面で韓米両国間の協力は一層強化されるだろう」と話した。また「韓米ミサイル指針の終了は韓国の宇宙産業発展の新たな道を開き、NASAとの宇宙探査協力は宇宙強国へと跳躍する踏み石になるだろう」と明らかにした。