ツイッターで偶然目にした情報だが、中国深圳のAmazon代理運営最大手が破産したそうだ。ここ数年で売上は2,000億円にも及んでいたというが、コロナの影響で資金繰りに窮したという。300社以上のサプライヤーの売上金100億円を持ち逃げしたというのが何とも中国らしい。
なんと、深センのEC(Amazon)代理運営企業の最大手の環球易購が先月破産していた。
— 山内ゆーた@深センガジェットマーケの人 (@giver_yuta) July 13, 2021
ピーク時の従業員は千人で、ここ数年の売上高は2000億円近くにも及ぶ。300社以上のサプライヤーが滞納された代金は100億円以上に達してるとのこと。
動画の女性サプライヤーの光景が何とも痛々しい。 pic.twitter.com/RTxFrz9lno
中国に市場経済を導入したのが間違いだった
中国住みは中国の都合悪い話題を絶対にツイッターに上げない主義でもあるのかと思ったら、このスタートアップ君は違ったようだ。深圳企業の事情を赤裸々に話していて、なかなか素晴らしい情報だと思った。これが事実なら中国経済はそろそろ立ち行かなくなるはずだ。表の報道に出ないだけで、多くの企業が破綻しているものと思われる。
真偽不明のスクリーンショットですが、コメント欄の内容がかなりリアル。
— 山内ゆーた@深センガジェットマーケの人 (@giver_yuta) July 13, 2021
「当時の社長も取締役も皆辞任していて、いまの代表に泣きついても、彼には何も処理できない」「当時の代表はとっくにトンズラ。財産を守るために妻に財産を渡して計画離婚してる」
これはなかなかヤバい事件。 pic.twitter.com/fYTUEEWx3w
ちなみに「Amazonのサクラレビューが」というコメントはたくさんありますが、サクラレビューと、今回の件は直接的な関係はありません。
— 山内ゆーた@深センガジェットマーケの人 (@giver_yuta) July 14, 2021
どちらかというと、コロナの影響で業績悪化し、組織体制が改善されないまま破産していったという、つまりは経営と組織体制の問題です。
それにしても、サプライヤーは同胞のはずだ。同じ中国人同士でも平気で騙して金を巻き上げる、これが中国式の資本主義ってわけだ。共産主義国家のくせに資本主義の皮を被ったからこうなった。早く真の共産主義を実現するために市場経済を終わらせなくてはいけない。