(CNN) 米フロリダ州サーフサイドで起きた集合住宅の崩落で、崩落が起きた際の警察への緊急通報の音声が公開された。崩落初期の混乱の様子がうかがえる内容となっている。
通報者のひとりは通信指令係に対し「何か地下のようだ、すべてが爆発した」と述べ、地震のようだとも伝えていた。
別の通報者は、駐車場にいるので助けを送ってほしいと訴えている。通話者は「警察がすでにここにいることは知っている。誰か私を助け出すことはできないか。逃げ出すことはできたが、駐車場の外にいる。もし建物が崩れ落ちたら、私の頭の上に落ちてくる」と述べている。
通報者のひとりは通信指令係に対し、姉妹が建物に住んでいるが、何が起きたか混乱しているなどと伝えていた。
建物の崩落から約3週間が経過するなか、CNNはこうした通話内容を入手した。現場では救急隊ががれきの中で犠牲者の捜索を行っている。作業は先週、救助から遺体の収容へと移っている。
13日時点で、建物崩落による死者数は計95人となった。14人が依然行方不明とみられる。