2021年8月27日、韓国・聯合ニュースは、人気グループ・BTSが、米国の音楽界で浮上した「ビルボードチャートランキング操作疑惑」を正面から否定したと伝えた。
記事によると、BTSの米ビルボードとのインタビューが現地時間26日に公開された。ビルボード側は「Butter」と「Permission to Dance」がメインシングルチャートの1位となったことで、オリビア・ロドリゴやデュア・リパのファンらが、BTSのファンクラブ「ARMY」によるランキング操作を主張するようになったと説明。また、BTSが同時代の歌手に比べストリーミング再生回数、ラジオ放送回数が少ないにもかかわらず1位になったのは、シングルを購入するARMYの努力があるからだとし、「ランキング操作疑惑」に対する意見を尋ねている。
これに、リーダーのRMは「曲の販売やダウンロードで1位になったということで、僕たちやファンを非難することが正しいことなのか分からない」「ボーイ・バンド、K-POPグループ、忠誠心の強いファンを持っているとの理由で攻撃しやすい標的になっているようだ」と答えた。また、「ビルボード内でも何かあるのなら、ルールを変えてストリーミングに比重を置くようにすることはビルボード次第だ」とも語っている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「正々堂々としたファンに対し、無礼なビルボード。彼らの成長を見ていれば成功して当然だと分かる」「これも差別だ。欧州でもなくアジアの歌手がトップにいるのが面白くないんだろう」「操作が可能なら、BTSより前に他の歌手が1位になっていただろうに」「BTSはビルボードが定めたルールで1位になっているだけ。それが合理的ではないと思うなら、ビルボードがルールを変えればいい。RMの言うとおりだ」「歌手が悪いのではなく、ファンが悪い」「ファンは好きで買ってるだけなのが操作だと言うなら、何もかもが操作になる」など、BTS擁護のコメントが殺到している。
一方で、「本当に人気曲なら、こんなこと言われないよね」「集計方法が違うので、K-POPなのに韓国では1位になっていない。なのにビルボードでずっと1位だから、まあ疑惑も持たれるよ」「でも順位以上に過剰評価されてるよ。(PSYのヒット曲)『江南スタイル』ほどの認知度がある曲がないし」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)