【緊急速報】中国恒大集団33兆円負債 いよいよデフォルトへw

中国恒大の債権保有者は、投資額の25%しか取り戻せなくなる可能性があるそうだ。世界中のほとんどのアナリストが恒大のデフォルトと債務再編を予測していて、中国では過去に前例のない規模だという。金融市場のシステミックリスクに繋がる恐れがある。


中国恒大の債務、75%減免が債券アナリストの基本シナリオ
9/13(月) 12:16配信 Bloomberg

(ブルームバーグ): ディストレスト債並みの社債価格がヒントになるなら、不動産開発大手の中国恒大集団は、中国で過去最大級の債務再編に直面する可能性がある。

ノムラ・インターナショナル(香港)のクレジットアナリスト、アイリス・チェン氏は債務再編は「ほぼ不可避だ」と述べ、政府の監督下でのディールに基づき、恒大が住宅引き渡しとサプライヤーへの支払いを確実にし、ドル建て債保有者は投資額の25%を回収するのが基本シナリオだと説明した。クレジットサイツ・シンガポールのシニアリサーチアナリスト、ルーサー・チャイ氏も、恒大がデフォルト(債務不履行)に陥って債務再編に向かう可能性があると予想。そのリスクは織り込まれつつあり、同社のドル建て債の多くが30セント前後で取引されていると指摘した。

恒大ほどの規模の不動産開発会社の支払い延滞は中国では非常にまれであるため、投資家やアナリスト、規制当局が頼りにできる事例研究はわずかだろう。佳兆業集団は2015年に中国の不動産開発会社で初めてドル建て債でデフォルトに陥った。別の事例は華夏幸福基業投資開発で、現在交渉中だ。

恒大が無秩序に破綻すれば、金融システムへの脅威となる恐れがある。中国当局は明らな前例がないため、3000億ドル(約33兆円)以上の負債を抱える恒大のような債務問題を解決するメカニズムを今後試していく必要がある。

恒大に財務状況について取材を試みたが、現時点で返答はない。

事情に詳しい関係者1人の先週の話によると、規制当局は恒大に対し、銀行や他の債権者との支払期限を巡る再交渉を承認したという。

以下に3つのシナリオを挙げる。

基本シナリオ

恒大が債務を再編し、債券保有者は資金の一部を回収するシナリオだ。ノムラのチェン氏は中国の不動産業界の発行体企業の一部に最初こそ影響する可能性もあるが、主要な脅威が取り除かれるためセンチメントは改善すると予想する。

悪夢のシナリオ

清算は債券保有者がほとんど何も得られないシナリオだ。クレジットサイツのチャイ氏によれば、これは「中国の不動産や金融全般だけでなく、恒大のサプライヤーなど関連企業にとっても大混乱をもたらす」ため起こりそうにないシナリオだという。モルガン・スタンレーのアナリストらは、中国不動産開発会社のリストラでは「全ての当事者に清算シナリオの回避が奨励されている」と指摘する。

また、恒大が簿外債務の一部を帳簿上に戻す可能性もネガティブなシナリオだとノムラのチェン氏は指摘する。これらの資産はドル建て債よりも優先順位が高くなる可能性があり、簿外債務が予想より多ければ、債券保有者の回収率は15%未満になる恐れもあるという。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c365018c9b5d2cc9d73a4909d5cee9105c4b7ce9

大手マスコミが報道してない時ほど危険

この件はブルームバーグ以外は一切報道していないことから、問題の大きさが伺える。大手マスコミが言及する頃には大暴落が起きた後で、既に逃げ遅れている人が大勢いるような状態のことが多い。問題を知っているか知らないかで心理的な部分が大きく異なる。何も知らず突然大暴落を目にすれば狼狽して投げ売りしてしまうかもしれない。

リーマンブラザーズの負債総額は64兆円だった。つまり第二のリーマンショックとなる恐れが生じているのだ。中国のことだから表面の負債が33兆円なだけで、実際にはもっと巨額の隠れ負債があるんじゃないかと恐れているネットユーザーもいた。仮にすべてに着火すれば中国経済は跡形もなく吹き飛ぶだろう。