岸田総理の「外交は信頼」という信条を踏みにじる韓国……慰安婦合意破棄など韓国の態度に「腹が立つ」と不快感

岸田総理の「外交は信頼」という信条を踏みにじる韓国……慰安婦合意破棄など韓国の態度に「腹が立つ」と不快感

あの夕食会から8年 フミオとジョーを待つ中韓リスク(日経新聞)


自ら汗をかき、発表した合意を文在寅(ムン・ジェイン)政権からあっさりとほごにされた岸田氏は韓国への疑念が拭えない。韓国側が「ちゃぶ台返し」する可能性に備えて三十数カ国から「合意を高く支持する」との表明を取り付け、「裏付け」としていた苦労も水泡に帰した。

韓国側で合意に尽力した李丙琪(イ・ビョンギ)元大統領秘書室長が文政権下で逮捕され、実刑判決を受けたことにもやりきれない思いがある。

信頼を外交の信条とする岸田氏は韓国の態度に「腹が立つ」と不快感を隠さない。

慰安婦合意は今も譲れない一線だ。日本企業に賠償を命じた韓国の徴用工判決も同様で、自民党総裁選の討論会では「ボールは韓国側にある」とし「こうしたことさえ守らなければ何を約束しても未来は開けない」と韓国側の淡い期待を砕いた。
(引用ここまで)

 日経新聞の峯岸氏によるコラム。
 岸田総理の外務大臣時代、汗をかいて慰安婦合意に邁進した。バイデン副副大統領とも折衝があったでしょうし、ブリンケン国務副長官とも会談はあったでしょう(肩書きはどれも当時)。
 30数カ国から「合意を支持する」と表明を取り付けたのも、岸田外相だったのですね。

 当時の安倍総理の支持者からは「見損なった」だのなんだの言われたものの、あそこで合意を結べたことはヒットだったと思います。
 アメリカからの信頼を得ることもできましたし、韓国が合意を遵守するのならそれもよし、破棄するのなら外交的危機に陥りかねないというトラップつきの合意でしたから。

 でも、ムン・ジェイン政権はなにも考えずに財団を解散させ、実質的な破棄に至ってしまった。
 こうして当時、汗をかいて合意に至った経緯をなにも考えない。
 さまざまな外交交渉があったであろうことも理解しない。
 ただただ国内の自分の支持勢力におもねるだけの行動に出てしまった。
 で、トラップに引っかかり、外交的に問題になっていることにいまになってようやく気がついて、今年の新年演説で「合意は公式なものだ」とか言い出している。

 ……まあ、慰安婦合意の実質的な破棄だけじゃなく、GSOMIA破棄の前後の無策狼狽ぶりや、EUで欧州首脳に北朝鮮への制裁をやめさせようとして「CVIDこそ必要」って言われ続けた屈辱外交を見れば(なお韓国的には日本のロビー活動の模様)、なにも考えていないのだろうな……というのは間違いないところですが。
 なんというか「おい……見てるかノ・ムヒョン……おまえを超える逸材がここにいるのだ……!!」「それも……ふたりも同時にだ。ノ・ムヒョン……」ってところでしょうか。イ・ジェミョンも含めて。

 岸田総理が「信頼を外交の信条」としているのであれば、世界でもっとも相容れないのが韓国だと思いますよ。
 2015年の明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録時にもひどかったですからね。あの時も岸田外相に「お互いに協力しましょう」とか言っておいて、実際にはアレでしたから。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK031LX0T01C21A0000000/
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