凄まじい仮説が出てきたものだ。中国の不動産バブルがこのまま崩壊したら、やけっぱちで台湾侵攻を開始するという。不満を持つ中国人民の目を逸らさせる目的のようだ。身勝手な軍事行動を絶対に許してはならない。
バブル崩壊から台湾侵攻へ、中国が描きかねない悪夢のシナリオ
中国の不動産大手である恒大集団が崖っぷちに立たされている。9月23日と29日にドル建て社債の利息の支払いを見送ったとされ、中国では30日間の猶予があるとされるが、デフォルトは避けられないと思われる。
中国政府はこの問題にどのように対処するのであろうか。それを考える一助として戸籍制度が作り出した中国の分断について説明したい。
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日本に比べて中国の状況は一層深刻である。なぜなら11.5億人にものぼる人々が、不動産バブルの埒外にいるからだ。彼らは富裕層がいくつものマンションを保有している現状に不満を持ち、大いに苛立っている。
日本では習近平の言い出した「共同富裕」は毛沢東時代への先祖帰りのように聞こえて評判が悪いが、中国人の知人に聞くと底辺の人々、つまりここで示した11.5億人には極めて評判のよいスローガンであるそうだ。日本のマスコミは、都市に住む中流以上(2.5億人)しか目に入らないために、多くの人々が習近平に反感を持っているような伝え方をしているが、中国人の8割以上は習近平を強く支持している。中国の農村では習近平の写真を掲げている家もあると言う。
今年になって習近平が言い出した文化大革命を彷彿とさせる極左的な政策は当然の帰結とも言えよう。習近平は「声なき声」に応えているだけだ。そう考えれば、習近平のバブル潰しはこれからも続くと見る方が妥当だろう。
■ バブルを崩壊させ始めた習近平
日本のマスコミのインタビューに対して「中国政府は日本の轍を踏まない。本気でバブル潰しを行わない。どこかの段階で不動産会社を助ける」などと答えている中国人は、都市でマンションに暮らし、その一部は投資用のマンションも持っている。そのような人々は中国版上級国民であり、膨大な人口を抱える中国では圧倒的な少数派である。彼らの願望が含まれる発言を鵜呑みにすべきではない。
いくら上級国民が現状の維持を願っても、大都市のマンション価格が平均でも1億円するなどと言われる昨今、底辺の民衆の怨嗟は閾値を超えてしまった。そのことに習近平政権は気づいている。だから日本が不動産バブルを崩壊させた時に使ったような手段を使って、バブルを崩壊させ始めた。
反習近平派は上海や広東を中心とした富裕層を支持基盤にしているが、彼らが国民の8割以上に支えられた習近平に逆らうことは不可能である。不用意に逆らえば、文化大革命時に毛沢東の敵とみなされた人々が街頭で吊し上げられたと言われるが、彼らにも似たような運命が待ち構えているだろう。
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■ 人々の不満をそらすための台湾侵攻
中国のバブル崩壊は一億総中流だった日本が経験したバブル崩壊とは趣を異にする。そこには日本以上に強烈な怨嗟の声が存在する。それは民衆の暴動に発展する危険性がある。そんな状況の中で、底辺の人々不満をそらすために習近平が「台湾侵攻」を実行する可能性も排除できない。
冷静に考えれば、中国にとって「台湾侵攻」は成功しても国際的な孤立を招くだけであり、得るものはほとんどない。しかし不動産バブルの崩壊によって国内が混乱すれば、不満をそらす手段として、台湾侵攻が合理性を持つ政策になる可能性もある。
昨今、習近平が真剣な表情で「台湾統一」と言っている事実を軽視すべきではない。平和的に統一するとは言ってはいるが、独裁者はいつも「平和的な手段を採る」と言う。だが、それがうまくいかないと分かると武力に訴える。これは歴史の教訓である。
恒大集団に始まった不動産バブルの崩壊は「台湾侵攻」と中国の孤立化という思わぬ方向に発展する可能性を秘めている。独裁政権が作り出したバブルは日本のように平和的に崩壊させることが難しいのかも知れない。
歴史は誰もが予期していなかった方向に流れ始めることがある。そうなると誰にも止められない。今後の中国の動向は目を凝らして見てゆく必要がある。
学びがある! 165
分かりやすい! 245
新しい視点! 92
中国は恒大ネタでさえも目くらましに使いそう
ワトソン君中国は、世界に迷惑をかけ過ぎです!中国経済だけ崩壊すればいいと思います。
黒井自国が滅茶苦茶になったから、破れかぶれで他の国を攻め滅ぼしてやる!みたいな幼稚な発想だよな。だが中国人民がそういう政治を求めているならば実際に起こり得るシナリオだ。
ワトソン君やめてほしいですよね・・・。習さんは、そういう人だとは思いたくないです。
黒井実際習近平主席は台湾統一を目標に掲げてるからな。自国の経済崩壊さえ目くらましに使い台湾への電撃侵攻を開始するかもしれない。それこそ今月中にも。
ワトソン君ええっ?今月ですか?
黒井デフォルトの猶予期間30日間が終了するやいなや戦闘機を何千機と飛ばして台湾領空侵犯。ありうる流れだと思うがね。台湾軍が対応できなければ狼狽するだろうから。
台湾侵攻は報道されてる通りに起こるだろう
ワトソン君それは、ちょっと信じられないですけど・・・。でも、コロマガ日本支部の事もあるし、何が起きてもおかしくないって思いました。
黒井まあな。無料部分で話せるのはこの程度だ。ネットユーザーの反応は?
ワトソン君まとめました!
・この説は一見突拍子もないですけど、案外当たってると思います
・未だに中国を主戦場としてる日本の会社は、痛い目に遭います
・不満を解消する芸能を取り締まったのは、失政だと思います
・中国の身分的な格差は凄まじいです。上層部の若者が1割で、現場の9割は貧しい人です
・もし台湾侵攻をすれば、ポーランド侵攻のように成功の後に崩壊が来ます
黒井まあここまで大手ネットサイトで大々的に報道されれば、中国もさすがに躊躇すると思うがね。少なくとも10月中に侵攻を開始することはできなくなるだろう。
ワトソン君じゃあ、毎月Xデーを作ればいいと思います!11月も、12月も危ないです!
黒井台湾軍はそういう意識を持って軍事訓練を実施してるけどな。起きる起きると言ってたら本当に起きた、そういう数少ない事例が台湾侵攻だと思っている。
ワトソン君確かに・・・。
ワトソン君中国の皆さん、台湾に侵攻したら敗戦国になります!領土を割譲します!さようなら!