中国で鉄鋼生産量1位の河北省が大幅減産を決めたようだ。新規着工面積の長期低迷により、マンション用の需要がなくなったことが表向きの理由だ。だが実際には暖房用のエネルギーを節約して停電を防ぐ目的がメインじゃないかと言われている。
鉄鋼生産中国一、河北省「大幅減産」に踏み切る訳
11/29(月) 21:01配信 東洋経済オンライン
粗鋼生産量が中国首位の河北省は、今冬の生産を大幅に削減する。暖房用エネルギーの需要期に合わせた措置で、省政府の工業情報化庁と生態環境庁が連名で省内の鉄鋼メーカーに通達した。
通達によれば、生産削減は2段階に分けて実施する。第1段階は2021年11月15日から12月31日までで、削減幅は前年同期比10.75％。第2段階は2022年1月1日から3月15日までで、削減幅は同30％に上る。
鉄鋼メーカーに対する冬期の減産指示は、河北省ではこれが初めてではない。だが、過去の通達では各メーカーの粗鋼生産能力を基準に減産量を決めていたのに対し、今冬は前年の生産実績を基準にするよう改められた。
「生産能力が基準では(実際の生産量と差異があるため)、政策の執行段階であいまいさが残ってしまう。生産実績に基づいて減産量を決めれば、(当局の)監査結果に対する議論の余地はなくなり、政策をより厳格に執行できる」。鉄鋼市場の情報サービス会社である上海鋼聯のCIO(最高情報責任者)を務める徐向春氏は、狙いをそう解説する。
■マンション着工減少で鋼材需要が縮小
今回の河北省の減産指示は、中央政府が先に発表した政策を踏襲したものだ。9月30日、中国工業情報化省と中国生態環境省は連名で通達を出し、暖房需要期の鉄鋼生産の削減を2段階に分けて実施するよう指示した。その対象範囲は直轄市である北京と天津の2都市、および河北省、山西省、山東省、河南省の35都市だ。
中央政府の政策が鉄鋼市場に与える影響について、前出の徐氏は「2022年1～3月期の需要回復の度合いと在庫の状況次第だ」と話す。
2021年10月中旬以降、不動産デベロッパーに対する金融機関の融資抑制の影響などで、マンションの新規着工が大幅に減少。不動産セクターの需要が縮小し、鋼材の市場価格が下がり続けている。
例えば、(鉄筋などの建築資材として使われる)異形棒鋼の11月15日時点の先物価格は1トン当たり4138元(約7万3863円)と、10月11日につけた同5808元(約10万3673円)の高値から3割近く下落した。政府の減産指示により鋼材の供給が抑制されても、価格が下げ止まるかどうかは不透明だ。
※原文の配信は11月15日
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2週間前の重要な記事が今更日本で報道される
ワトソン君また2週間前の記事です！これって、大事な話を2週間も放置してたのでは？
黒井そう解釈もできるな。財新 Biz＆Techという名前のメディアが東洋経済を通じて配信している記事だが、中国語圏ではとっくに広まっていた話が日本には遅れて伝わってくる。つまり中国不動産バブル崩壊の情報を日本は最も遅く知る立場にあるとも言える。
ワトソン君逃げ遅れますね・・・。今のうちに逃げておかないと、大変です。
黒井2週間前にこの問題が表面化してるなら、その2週間後の今は一体どんな状態になってるか想像もつかないよな。バブル崩壊の深刻さを示す統計値がさらに多く出て、ほとんどの外資は逃げ出し始めてるかもしれない。
ワトソン君日本の会社も、独自に情報収集してるのでは？
黒井それは分からない。日本政府が公表しないだけで、内々に進出企業向けに伝えられてる可能性はあるね。深圳スタートアップ君みたいな小物は放置されるだろうけど。
ワトソン君急に吉井さんが出てきました(笑)
不動産需要よりも電力不足が主な理由か
ワトソン君ネットユーザーの反応です！
・中国政府は諸外国からのダンピングを指摘されましたけど、地方政府への指導が徹底されませんでした
・生産量を減らして、価格を吊り上げるのでは？
・輸出用はまだ需要があると思いますけど、それでも止めないといけない程電力不足が深刻なんですね
・石炭を発電や暖房に回すって事ですか？
・ここ最近は船やコンテナがないので、あまり影響はないと思います
黒井電力不足がメインの理由なのを、あたかも不動産需要かのように書いているともとれるね。なるほど電力不足か。そっちを強調した方が面白いかもな。
ワトソン君年末年始は、また停電しそうですよね・・・。中国は、今年も停電です。
ワトソン君中国の皆さん、光の戦士の習さんが経済を破壊して、意地悪クラブを一掃します！みんなで千年王国を築いて、豊かになりましょう！
黒井去年は真っ暗なクリスマスで自家発電してたよな。今年もそうなったら面白い。日本には関係ない！どうでもいい！中国さようなら！
