オミクロン変異株感染者の米国流入は予想より早く訪れた。それにより米国のダウ平均株価が上昇から下落に転じ1,000ドル近くの暴落となってしまった。コロナショック2.0の懸念がますます強まっている。
NY株、続落 2日間で1000ドル超安 新変異株を懸念
12/2(木) 6:41配信 時事通信
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク株式市場では、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が米国で初確認されたことで感染拡大への懸念が強まり、株価は続落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比461.68ドル安の3万4022.04ドルで終了。下げ幅は前日からの2日間で計1000ドルを超えた。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は283.64ポイント安の1万5254.05で取引を終えた。
前日はオミクロン株をめぐる懸念や、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による量的緩和縮小の加速示唆を受け、ダウが652ドルの大幅安となった。その反動から、この日は値頃感が出た銘柄を中心に買い戻しが先行。エネルギー株や金融株、通信株などの主導で一時500ドル超値上がりする場面もあった。
しかし、午後に入ると米疾病対策センター(CDC)が米国初のオミクロン株感染者を確認したと発表。これでリスク回避が優勢となり、ダウはマイナスに転じた。
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米国初のオミクロン株感染者 カリフォルニア州で確認
12/2(木) 4:01配信 AFP=時事
【AFP=時事】(更新)米疾病対策センター(CDC)は1日、米国内で初となる新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染者がカリフォルニア州で確認されたと発表した。
CDCによると、感染が確認されたのは11月22日に南アフリカから帰国した人物。ワクチン接種は完了しており、軽い症状があるが快方に向かっている。陽性反応が出て以降は自主隔離しており、濃厚接触者は全員陰性だった。
感染はカリフォルニア州とサンフランシスコの公衆衛生当局が検知し、CDCが確認した。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長は記者会見で、感染した人物は追加接種を受けておらず、陽性結果が出たのは29日だったと説明した。
オミクロン株に関しては確実なデータが出揃っていないものの、変異パターンからは既存のワクチン効果の低下が予想されており、現在世界で主流となっているデルタ株よりも感染力が強い可能性がある。
CDCは1日、入国者に対して出発前日に検査を課すなど、検査・隔離要件の厳格化を計画していると発表。米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、到着時の検査義務化や、検査結果を問わず隔離を必須とする措置が講じられる可能性もある。
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この調子だとダウは30,000ドルを割りそう
ワトソン君あ~あ・・・。オミクロン株が、アメリカにも入り込んでしまいましたね。
黒井下げが一服して買いが先行していた場面からの暴落だからな。この調子だと今年末までにダウは30,000ドルを割ってしまうかもしれないね。年末大暴落を警戒した方がいい。
ワトソン君怖過ぎます!変異株が出てくる度に、暴落が起こるんですか?
黒井現状の世界の認識ではそうなる。オミクロン変異株流入ショックが第1弾で、第2弾はオミクロン変異株で重症者急増ショックだ。それが今年の末までに表面化して、ダウは一気に30,000ドルを割り込むだろう。
ワトソン君悲観的過ぎます!でも、黒井さんの価格予測はよく当たるので、覚えておきます。
黒井俺の予測なんてすぐに破られるかもしれないけどな。コロナショック2.0と呼ばれる大暴落がもし起こるなら、25,000ドルでも下げ止まるかは分からない。
場合によってはコロナショック以来の買い場に
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・アメリカでは水際対策をやってないのと同じなので、入ってくるのは当然です
・オミクロン株で重症化するのかが、気になります
・マスメディアの過剰な煽り報道には、注意が必要です
・先物やオプションにETFが無限に広がる今の株式市場は、原因なんてあってないような物です
・3%の下落なら、調整に過ぎません
黒井強い陰線が出た場合は調整で済まないことが多いけどね。この辺りの分析は週末の米国株式投資レポートでやろうと思うが、超悲観シナリオの実現を視野に入れた方が大怪我はせずに済むかもな。場合によってはコロナショック以来の絶好の買い場到来なわけだし。
ワトソン君前向きに考えるのが、大事ですよね・・・。ショックを受けないようにしておきたいです。
黒井オミクロン変異株の威力は不透明な部分が強いから、これから出てくる情報に注目しなければならない。年末までに”あの件”も表面化するし、神経質になる場面が続くだろう。