「ビジネス書なのに、なぜか子どもが夢中になっています！」と、あらゆる世代から大きな反響を呼んでいるのが、ダイヤモンド社から出版された書籍『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』（野村裕之著）です。Google、Apple、Microsoftといった世界トップクラスの企業の採用試験でも出題されることで知られる「論理的思考問題」は、“考える力”を鍛える知的トレーニングとして今、大きな注目を集めています。前作『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』は、2024年の年間ベストセラー（ビジネス書単行本/トーハン調べ）で4位にランクインするなど、その話題性は留まるところを知りません。
ビジネス書でありながら、「親が買ったら、先に子どもが読んでいた！」「ゲームばかりしているうちの子が夢中で読んでいた！」といった声が続々と寄せられており、老若男女問わず多くの読者を魅了しています。今回は、そんな同書の中から、皆さんの論理的思考力を試す絶好の1問をご紹介しましょう。
事実同士の「関係性」を見抜く力
一見すると無関係に見える事実と事実の間に隠された「論理的なつながり」を見抜くことができれば、そこから新たな真実が浮かび上がってくることがあります。これは、ビジネスにおける問題解決や日々の意思決定においても非常に重要なスキルです。
さあ、次の問題で、あなたは事実同士の関係性を正確に見抜くことができるでしょうか？
「8頭のトナカイ」
クリスマスを前に、誰がサンタクロースと一緒にプレゼントを配りにいくかを決めるため、毎年トナカイたちによる熱いレースが開催されます。今年のレースには、A, B, C, D, E, F, G, Hの8頭が参加しました。
そして、その結果は以下のようになりました。
- DはAの3つ下の順位だったが、Eよりは上位だった。
- Bはいままででいちばんの強さを見せた。来年はさらに上位を目指せるだろう。
- Gはほんのわずかな差でHに勝った。この2頭が最も接戦だった。
- A, C, Fは3位以上を目指していたが、Aだけはそれが叶わなかった。
- BとCの順位の間には、1頭だけがいる。
さて、今年のレースで優勝したのはどのトナカイでしょうか？
サンタのソリを引くトナカイたちのイラスト
『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』（48ページ）より
結論
このパズルは、与えられた断片的な情報を整理し、論理的に組み合わせて唯一の答えを導き出す、まさに思考の醍醐味が詰まった問題です。冷静に情報を分析し、可能性を一つずつ潰していくことで、必ず答えにたどり着けるはずです。思考力を鍛える知的トレーニングとして、ぜひこの問題に挑戦してみてください。考え方と正解は、書籍『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』に掲載されています。
参考文献:
- 『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』野村裕之著、ダイヤモンド社刊 (Yahoo!ニュース記事より)
