雪崩が起きた現場付近(19日午後7時10分、山形県戸沢村角川で)=須永光撮影
19日午後4時頃、山形県戸沢村角川の工事現場で雪崩が発生し、除雪作業中の同県最上町志茂、会社員斉藤光雄さん(66)が巻き込まれた。斉藤さんは同僚に救助されたが心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。
山形県警察本部
県警新庄署や地元消防によると、工事現場脇の山の積雪が、高さ5~7メートル、幅約10メートルにわたって雪崩を起こし、斉藤さんは約2メートルの深さに埋もれたという。現場では、斉藤さんら数人が除雪作業をしていたが、斉藤さんだけが被害に遭った。
現場は戸沢村役場から南に約8キロの山間部。仙台管区気象台によると、事故当時、同村を含む最上地方には「なだれ注意報」が出ていなかった。