小学生だった次女が証言台に 伝え続けた2時間半~東名あおり事故“やり直し”裁判

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小学生だった次女が証言台に 伝え続けた2時間半~東名あおり事故“やり直し”裁判

“小学生だった次女が証言台に 伝え続けた2時間半~東名あおり事故“やり直し”裁判”

父母を亡くした次女は被告への処罰感情を問われ
こう話しました。

2017年、神奈川県の東名高速であおり運転をしたうえ、車を無理や止めさせさせ、その後の事故で、乗っていた萩山嘉久さん(当時45)、友香さん(当時39)を死亡させるなどした罪に問われた石橋和歩被告の“やり直し裁判”。

4年前、横浜地裁は危険運転致死傷罪の適用を認め、被告に対し懲役18年を言い渡していました。しかし、その後の控訴審で東京高裁は1審の裁判前の手続きに問題があったとしてやり直しを命じ、今年の1月27日から横浜地裁で再び1審が始まりました。

2月7日、6日目の裁判には亡くなった萩山さんの次女が出廷しました。事故当時、小学生だった次女は4年前の裁判には出廷していませんでした。

午後3時、パーテーションで囲われた証言台にたった次女への検察側の尋問が始まりました。

一家が被告と遭遇したパーキングエリアでは、
「母が『邪魔で通れない』と言い、父がドアを開けて『邪魔だ、ボケ』と言って進みました」
その後の車の中では、
「お母さんが『追いかけてきちゃったじゃん』と言いました」
車が停止した後、
「ドアをドンドンとして、お父さんがドアを開けて男の人がワーワー言ってました」
そしてトラックと衝突した時、
「後ろから衝撃があって、顔をぶつけました」
父母が亡くなった時の様子については、
「先にお父さんが即死だと教えてもらって、お母さんは手術をして植物状態で助かるかもしれないって言われて、そのあと、すみませんと言われました」

あおり運転から父母の死亡までの様子をはっきりと答えていた次女でしたが、検察側のある尋問から涙声になりました。

検察側
「お父さんやお母さんがいなくなったと実感するときは?」
次女
「学校とかで他の保護者が来てる時に、自分だけ来ないのはしょうがないけど、さみしいと思います」

検察側
「ワーワー言ってたという男の人に言いたいことは?」
次女
「事故前の状態にお父さんとお母さんを戻してくれるなら許すけど無理ですよね、
本当は死刑とか、それよりつらいことになって反省してほしいけどできないので、できるだけつらい目にあってほしいです」

休廷を挟んで被告の弁護側からの尋問が始まりました。

弁護側
「事故の日の身長は」
次女
「148か7センチです」
弁護側
「事故の日。6月5日のお昼ご飯は」
次女
「関係あるんですか」
弁護側
「夜ご飯は何を食べましたか」
次女
「覚えてないですけど関係ありますか、どこが関係あるかわからないですけど」

次女は弁護側の尋問の意味を聞き返すことが多くなりました。

弁護側
「『追っかけてきちゃったじゃん』とお母さんが言ったところではLINEをしてましたか?」
次女
「まぁ、はい」
弁護側
「その後、お父さんの言葉聞いた?」
次女
「『いいよ、俺が謝るから』」
弁護側
「お父さんはそうは言ってなかったのでは?」

この問いに声を震わせ「言ってたと思います」と答えました。

次女は裁判長や弁護側から「休憩を入れましょうか?」と言われても、「大丈夫です」と証言を続けました。

そして、およそ2時間半に渡る裁判の最後。
「長時間ご協力いただきありがとうございました」という裁判長の言葉に
「すみません」と次女は涙声で応じました。

やり直し裁判は2月14日に被告人質問、18日には結審します。
危険運転致死傷罪が適用されるかどうか、判決は3月16日に言い渡される予定です。

テレビ朝日

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