提供:ウェザーニュース
明日13日(日)から連休明けの14日(月)は南岸低気圧の影響で、再び関東甲信の広範囲で雪が降り、積雪が予想されています。
東京23区のウェザーニュースの予報では、13日(月)夜から雨が雪に変わり始め、日付が変わる頃にしっかりとした雪が降り、14日(月)朝にかけて都心部では2~5cm(道路にうっすら積もる)程度の積雪になる見通しです。
ただ、予測の誤差は大きく、場合によっては5~10cmを超える積雪となったり、逆に積雪なし~2cm程度で済むことも考えられます。
着目点や想定される影響を解説します。
気温が予想通りの場合の積雪は2~5cm
積雪2~5cmのイメージ
予報通りに推移すれば、東京都心での積雪は2~5cmになり、先日10日の積雪と同じか少し多いということになります。
郊外では道路にも雪が積もるものの、都心部では植え込みや歩道、道路脇への積雪が主となるケースです。
通勤通学時の交通機関では多少の遅延や渋滞が考えられるものの、大きな混乱にはなりません。ただ、路面状況が悪くなることも考えられますので、滑りやすい場所にはご注意ください。
気温が1℃低めで経過した場合は5~10cm超
5~10cm超のイメージ
雨の降り出しが早く、予想よりも気温が1℃程度下がると、雪に変わる時間も早まる見込みです。夜には雪が強まることも考えられ、積雪量が多くなると悪めに推移し、1月6日の時のような積雪となるおそれがあります。
高速道路の通行止めや、幹線道路でも積雪による渋滞、冬用タイヤでない場合には坂道でのスタックなどとともに、スリップ事故等が頻発する可能性があります。タクシーはほぼつかまらず、バスのダイヤは大幅に乱れることも想定されます。足元も悪く歩行者の転倒にも十分な注意が必要です。予定の変更ができる場合、なるべく移動は避け、自宅で過ごすようにしてください。
また、電力需要の逼迫が予想されるため、自宅にいらっしゃる場合にも厚着をするなど無理のない範囲での節電にご協力ください。
予想よりも気温が1℃高く推移し、雪がほとんど積もらない場合
積雪なし~2㎝のイメージ
予想よりも気温が1℃高く推移した場合、雨で経過する時間も長く、雪の降る時間はあるものの、濡れた道路にはほとんど積雪はしません。
ただ、郊外では植え込みや歩道、道路脇にうっすらと積雪する可能性があるため、朝早く出かけられる方などは滑りやすい場所にお気をつけください。
この場合、首都圏での交通機関はほぼ正常通りに運行される見込みです。
気温の変化と降り方の強さに注目を
気温が5℃程度でも雪が降ることはありますが、これが0℃に近づくと、雪の降る時間帯がより長くなり、積雪が多くなる傾向があります。また当然ではありますが、降水量が多いほど積雪は多くなります。
先月の大雪では、降水量が少なかったにもかかわらず、気温が0℃未満で経過したため積雪が多くなりました。
一方で、2月10日の際は、昼間の予想気温が少し高かったため、雨やみぞれとなり、当初の予想よりも積雪は少なくなりました。
今回も同様、気温の推移と雪の降り方の強まりに注目して、くれぐれも安全にお過ごしください。
ウェザーニュース