立憲民主党の菅直人元首相(左)が日本維新の会の馬場伸幸共同代表の事務所を訪問し、IR誘致に関する質問状を提出した(撮影・大上悟)
立憲民主党の最高顧問の菅直人元首相が16日、日本維新の会・馬場伸幸共同代表の国会事務所を訪問し、カジノ含むIR(統合型リゾート)事業について質問状を手渡した。
【写真】菅直人氏(2017年10月23日撮影)
質問状には「維新は大阪へのカジノ誘致を強力に進めていると認識しています。日本維新の会として東京へのカジノ誘致に賛成か反対かを明確にしていただきたい」などとされ、訪問後にツイッターに全文を公開した。
議員会館の隣部屋から菅氏の訪問を受けた馬場氏は「カジノではなくIRです。カジノという表現はやめてください」と注文。その上で「大阪では公約に挙げて選挙を戦ってきた。民主的な手続きは終わっている。東京のみなさんは民主的に決める話」などと文書で回答を求めた菅氏に対し、口頭で回答を終えた。【大上悟】