
横浜市営地下鉄
3日早朝、横浜市中区の市営地下鉄ブルーラインの関内―桜木町駅間で、始発電車(6両編成)の装置が故障して送電が停止し、電車が動かなくなるトラブルが2度あった。午後3時過ぎの運転再開まで伊勢佐木長者町駅―横浜駅間で約9時間半にわたって運転を見合わせ、約6万人に影響した。
市によると、午前5時20分頃、電車が始発駅の横浜駅に走行中、線路脇の給電レールから電流を受ける1号車の集電装置が外れて大量の電流が流れたため、変電所が送電を自動停止した。同27分に安全確認した職員が通電させて電車を走らせたが、外れた装置が給電レールを支える部品と接触、桜木町駅を走行中に再び送電が止まった。
給電レールを支える部品は35か所で破損したため、交換や安全確認に時間がかかった。市交通局は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。