秋篠宮ご夫妻が4月下旬に伊勢神宮などを参拝するため、三重、奈良、京都の3府県を訪問される方向で調整が進められていることが関係者への取材でわかった。秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)になったことを報告される行事で、新型コロナウイルス禍で延期されていた。ご夫妻の地方訪問はコロナ拡大後、初となる。
関係者によると、ご夫妻は4月下旬、3泊4日の日程で、皇祖・天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る伊勢神宮(三重)のほか、初代・神武天皇の陵(奈良)、明治天皇陵(京都)を参拝される。
参拝は、皇嗣になられたことを内外に示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」が行われた2020年11月以降、度々検討されたが、コロナ下で駅や沿道に多くの人が集まるのを避けるため見合わされていた。「まん延防止等重点措置」が今月21日の期限ですべて解除されたのを受け、本格的な訪問準備に入った。ただ今後、感染が再拡大すれば、延期される可能性もある。