勤務中に商店街やテーマパークへ１９９回、高校教諭を懲戒免職…「現実逃避したかった」

（写真：読売新聞）

　勤務時間中に職場を抜け、繰り返し遊びに出かけていたとして、大阪府教育委員会は２９日、府立島本高校の男性教諭（６３）を懲戒免職処分にした。

　発表によると、教諭は２０２０年４月～２１年１２月の勤務時間中、計１９９回（約６９５時間）にわたって大阪、京都市内の商店街やテーマパークなどを訪れた。この間、担当する体育の授業を同僚に任せたり、退勤の打刻を依頼したりしていた。

　昨年末、校内の会議を欠席したことを校長が問いただして発覚。通勤用ＩＣカードの乗車履歴から、外出先を確認した。「家族の介護があり、現実逃避したかった」と話しているという。

　府教委は、職場を離れた時間相当分の給与約１５０万円を全額返還させる。