胴体が真っ二つになったDHLの757(現地メディアNoticias ColumbiaのTwitterから)
コスタリカの首都サンホセにあるフアン・サンタマリア国際空港で現地時間4月7日午前10時25分(日本時間8日午前1時25分)ごろ、DHLの貨物機ボーイング757-200型機(登録記号HP-2010DAE)が滑走路を逸脱し、主翼より後ろの部分で胴体と尾部が真っ二つになる事故が起きた。現地報道によると、パイロット2人にけがはなかったという。
航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、事故機はフアン・サンタマリア発グアテマラシティ行きD07216便。午前9時34分ごろ離陸後に不具合が発生し、空中で燃料を投棄して午前10時24分ごろフアン・サンタマリアへ着陸したが、滑走路(RWY07)を逸脱して同25分ごろ停止した。
現地報道によると、パイロットから左側の油圧システムに不具合が生じたとの報告を受け、緊急着陸したとみられる。
事故機は台湾のファーイースタン航空(遠東航空、19年12月運航停止)が1999年12月に旅客機として受領した機体で、貨物機に改修後DHLエアロエクスプレッソ(DAE/D5)が2010年から運航していた。
空港運営会社のエアリスによると、同日午後3時30分に運用を再開した。
Tadayuki YOSHIKAWA