【知床観光船事故】運航会社社長「収益は考えているが、無理に出航させたことはない」/一問一答


【知床観光船事故】運航会社社長「収益は考えているが、無理に出航させたことはない」/一問一答

記者会見を開いた運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(撮影・沢田直人)

会見した桂田精一社長の主な一問一答

-会見前の家族説明会では、どう説明した?

社長 正直なところ、謝罪をしても、謝罪のしようがございませんでした。

-家族の反応は

社長 やり場のない感情を含め、私としては精いっぱい、受け止めるだけの会見となってしまいました。

-豊田船長は3月、フェイスブックに「ブラック企業で右往左往」と投稿

社長 ブラック企業…私は分かりませんでした。

-ベテラン船長を解雇したという報道もある

社長 解雇はしておりません。4月に雇い入れをして11月に雇い止め。12~4月に、今後、どうするか話をし、意見の不一致で次の4月に入ってこなかった。

-事故が起きた原因

社長 実際、事故は起きてしまった。事故の原因も分からないことを含め、私の至らなさ。

-天気図は読める? 見誤っていないか?

社長 読めます。自然現象などで、常に天気図が正確ということではない。

-事故のタイミングで病院に行った理由は?

社長 退院が、その日じゃなきゃダメ。

-出産した妻を迎えに行ったということ?

社長 そうでございます。

-出港させたのは会社の収益を優先させたから?

社長 収益は常に考えていますが、そのために無理に出航させたことはない。

-会社を存続させたいか?

社長 そのことは全然、考えていない。従業員もいるが、考えていない。

-シーズン始めでチェック漏れは済まない

社長 船長に任せていた。

-何だかんだ言っても押しつけている

社長 押しつけているのではなく頼りすぎていた。



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