知床観光船事故 見つかった14人は全て水死 12人の行方不明


知床観光船事故 見つかった14人は全て水死 12人の行方不明

見つかったカズワンの船体=海上自衛隊掃海艇「いずしま」撮影(海上保安庁提供)

 1管によると、船体が見つかったのは「カシュニの滝」から西北西に約1キロの海域。水深約120メートルの海底で、29日午前11時7分ごろに発見したとしている。船内の状況は不明で、今後、船体の引き揚げ作業や船内の捜索活動をどう進めていくかが焦点になる。

 一方、28日に新たに見つかった3人はいずれも水死だったと発表。これまで見つかった14人は全て水死だったことになる。

 また、28日夕にロシア側から1管に、救命胴衣を身につけた漂流者を27日に発見したものの見失ったというファクス連絡があった。銀行カードの入ったリュックを回収したとも記されていた。1管によると、カードは既に死亡確認された14人のうちの1人のものだったとしている。【渡辺薫、木下翔太郎、北村秀徳】



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