「100年かかろうが鍵は渡さん」地域住民交流の拠点が”開かず”状態 公金2億円投入も…責任は誰に?【兵庫発】


「100年かかろうが鍵は渡さん」地域住民交流の拠点が"開かず"状態 公金2億円投入も…責任は誰に?【兵庫発】

FNNプライムオンライン

【画像】鍵を渡さない…施工会社の言い分は

完成から8カ月 閉ざされたままの扉

地域住民:
せっかくきれいなのができたのにね。早く使えるようになってほしいです

完成から約8カ月たっても、鍵がかかっていて市民は利用できない。
施工会社が鍵を持ったまま渡さないのだ。

施工会社:
払うまで、わしは(鍵を)離さん。100年かかろうが200年かかろうが

市の補助金2億円を投入した地域のための施設で、一体何が起きているのだろうか。

駅前の一等地…貸し会議室やホール備える4階建ての会館

記者リポート:
会館の2階の出入り口にやってきました。建築資材や、工事に使われていたとみられる道具がそのまま放置されています。そして2階の部屋は、鍵が開かず誰も入れないということで、非常にがらんとしています

完成から約8カ月たっても、市民が利用できないというのだ。

建て替えに伴って解体された施設で、気功サークルの活動を行ってきた徳永泰子さん。
新しい会館を利用できないため、現在は会館から歩いて20分ほど離れた施設を利用している。

気功サークル代表 徳永泰子さん:
私らの教室も高齢者の人が多いですからね。『遠いからもういいわ、あっちやったら行かれへんわ』って言う人もいて。(サークルの人数は)減りましたね、やっぱり。半分くらいになりましたもんね

もともとこの場所にあった総合会館は、子どもたちに向けた紙芝居の上映会や落語家を招いた寄席などが行われる、地域住民憩いの場だった。



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