道警が撮影したカズワンの船内の画像。白い座席などが確認できる=第1管区海上保安本部提供
北海道・知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は4日、船内を撮影した画像を公開した。行方不明者の家族らにも示したという。
カズワンは水深約115メートルの海底に沈んでおり、北海道警が3日、水中カメラで船内を撮影した。客室の座席などが確認できた一方で、人の姿は見当たらなかったという。
1管などは4日も、周辺海域で行方不明者12人を捜した。1管と海上自衛隊は、水中カメラを使った船内捜索も試みたという。4日夜の時点で、12人の新たな手がかりは見つからなかった。
1管などは5日以降も捜索を続ける。地元の漁船は定置網漁を始めるため、本格的な捜索は5日が最後となる見通しだ。