捜索が終了し、捜査員らを乗せて現場を離れる警察車両(1日、道志村で)
山梨県警は4日、子供の頭部とみられる骨や運動靴などが見つかった道志村のキャンプ場付近の山中で、新たに人のものとみられる骨と、衣服を発見したと明らかにした。付近では2019年9月、当時小学1年の小倉美咲さん(千葉県成田市)が行方不明になっており、県警が関連を調べている。
捜査関係者によると、骨の大きさは数センチ四方で、人の肩の骨とみられるという。衣服とともに、運動靴が発見された場所から数メートルの距離で見つかった。いずれも十数センチほど堆積(たいせき)した落ち葉や土の下にあった。県警は身元を特定するDNA鑑定などを進める。
衣服は黒っぽい長袖のハイネックシャツで、美咲さんが行方不明になった当時に着ていたものと特徴が似ているという。
県警から連絡を受けた母親のとも子さん(39)は、「言葉にならない。しばらく涙が止まらなかったが、私は絶対にあきらめない。必ず美咲が無事に帰ってくると信じている」とコメントした。