富山県警本部
駐車違反の身代わり出頭を家族にさせたとして、富山県警が巡査を犯人隠避教唆容疑で書類送検し、減給1か月の懲戒処分としていたことが16日、わかった。巡査は「違反が発覚すれば、希望していた仕事ができないと思った」などと話し、容疑を認めているという。
処分は4月28日付。県警監察官室によると、巡査は今年2月中旬、富山市内の知人宅前の路上で違法駐車をしたとして管轄署に出頭を求められた際、家族に身代わりで出頭するよう依頼した疑い。家族の様子が不自然だったため、県警がさらに捜査を進め、巡査の関与を突き止めた。
同室の坂本伸朗次席は、「警察職員としてあるまじき行為で、まことに遺憾。再発防止に向けて、指導をさらに徹底する」と語った。