プトラー独断で核のボタンを押せるわけではないとか。
プーチン大統領は「核を使えない」? 情報分析のプロ指摘 クーデターの可能性は――
5/20(金) 18:00配信 テレビ朝日系(ANN)
イギリスのスカイニュースのインタビューに答えて、ウクライナ国防省の諜報部門トップのブダノフ准将が、ロシアの軍と治安機関の上層部でプーチン大統領に対する「クーデター計画」が進行していると伝えたのは5月14日のことだった。
ブダノフ准将はその具体的な根拠を示さなかったが、ロシア軍の打ち続く敗北が、最終的にはプーチン大統領を引きずりおろす策動につながると見ていて、「この動きはすでに始まっている」と話した。
同じようにプーチン政権内の異変を指摘する人物がいる。
オランダに拠点を置くオープンソース・ジャーナリズム「ベリングキャット」のクリスト・グローゼフ氏だ。
ロシア・ウクライナ情勢に関する様々な情報を分析してきたグローゼフ氏は、Radio Svobodaの番組”Grani Vremeni”(5月16日)で、プーチン大統領と軍・治安機関上層部の溝は確実に深まっていて、「明らかに対立が起きている」と語ったのだ。
プーチン“側近”が抱く恐怖と不安
クリスト・グローゼフ氏が代表を務める”ベリングキャット”は、ネット上にアップされるオープン・ソースの情報を積み重ね分析する手法で、権力が隠ぺいする「ファクト」をあぶりだしてきた。
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そうした作業の中で、グローゼフ氏のもとにはプーチン政権の異変を示唆する様々な情報が集まってきているようだ。
グローゼフ氏によれば、プーチン政権の軍・治安機関上層部は、これまでプーチン大統領の庇護の下、汚職まみれで私腹を肥やし、法を超えた特権を得てきていたが、それが今回のウクライナ侵攻によって、ことごとく失われてしまう恐怖と不安に直面している、という。
「プーチンの側には利益誘導できる元手がもうないのだ。2014年のクリミア半島併合の時は、プーチンの取り巻きとオリガルヒ(新興財閥)とで、風光明媚な保養地クリミアを分け合ったが、この戦争では分捕るものもない」。
その結果、今後政権の上層部で危機感が深まることは確かだとグローゼフ氏は見ている。
「最近はクレムリンの情報を盗み出すハッカーからもさまざまな情報が出回っているが、プーチン周辺の不満は高まり、この戦争に皮肉を言う者も出てきている。プーチンが戦争を始める決定を下したことに対して激しく批判する者もいる。対立があることは明白で、今後プーチンがどういう行動をとるかが注目だ」。
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こうした情報を分析した結果のひとつとして、政権の基盤を支える「シロビキ(力の組織)」のエリート層で、今後プーチン大統領への不満はさらに高まる可能性があるとグローゼフ氏は指摘する。
「国防省やFSB(連邦保安局)の高官たちは多くの情報を得ているので、この戦争が負けていることはわかっている。
第一段階はすでに負けた。第二段階も勝てるかどうかわからない。
この戦闘を現地で戦った民間軍事会社ワグネルの傭兵までもが、『将軍連中にも参謀本部にも戦略も戦術もない』、とコテンパンに非難している通りだ」。
そのため、幹部の間では、ペシミズム(悲観論)が広がっている、とグローゼフ氏は言う。
「国防省やFSBの上級将校たちは、勝機を得るためにはすべてのロシア国民を戦争態勢に引きずり込む国民総動員が必要だと考えている。しかし、それをやればロシア社会が暴発しかねないため、プーチンが総動員体制を敷かないこともわかっている。だから、彼らの間にはペシミズムが広がっているのだ」
プーチン氏が核使用を「ためらう」理由
こうした幹部たちとの「溝」が、プーチン大統領に核兵器のボタンを押すことさえもためらわせる要因になりうるのだと言う。
「あと1万人のロシア将兵を死亡させるより、化学兵器や核兵器など、極端な戦術を使うべきだと考える軍人もいる。
プーチンが核兵器使用の命令を下す場合、後に続く者すべてがそれを実行する、という確信がなければならない。だが、プーチンが戦術核兵器の使用を命じた時、命令を拒否する者が出る可能性もある。
核ボタンにつながる5人の手のうち、一人でもボタンを押すのを拒否すれば、それは『お前には従わない』というシグナルだ。それが連鎖していけば、プーチン自身の肉体的な抹殺につながる恐れだってある。クーデターにつながる可能性だ。だから、全員が自分の命令に従うという確信がない限り、命令は出せないのだ」。
「皇帝」を頂点としたピラミッド型の命令システムは、その一角が崩れ出すと、ピラミッドそのものが崩壊する危険性がある、とグローゼフ氏は指摘する。
「なぜ、こういった確信をプーチンがもてないのかといえば、それは、数カ月後も彼が権力の座にいるかどうかを不安視しているシロビキ(力の組織)たちが醸し出す『空気』を、プーチン自身が感じているからだ」。
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ワトソン君3人のうち2人が押せばいいと聞きましたけど・・・。
ボタンを押しても自動で発射ではなかった
黒井核のボタンが押されて、発射の段階に入ってからの実行部隊が5人いるということなのか。少なくともロシアの核のボタンとやらはそのまま信管に自動で直結するわけではないと分かった。
ワトソン君それって、ボタンと言えるんですか?ただの命令でもいいのでは?
黒井その辺りの仕組みまで全部分かった日には、そのボタンは使いものにならず無力化されてるだろうね。「コード4603発令で核発射」みたいに決めておけばボタンなんぞ不要な気もするが。
ワトソン君ボクも、その方が確実だし早いのかなって思いました!
黒井まあ間違って4,630万男のニュースを口走っただけで核を発射されたらたまらないし、やはり物理的なボタンが必要ということかもしれないが。
ワトソン君それは間違えないと思います(笑)
ロシアのような危険な国こそ非武装化が必要
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・ソ連崩壊時に起きた身内のクーデターは、プーチン大統領が最も警戒してきた流れです
・ロシアが核ミサイルを発射したら、それを上空で撃ち落とすというのを噂話のレベルでも信じ込ませるのもいいと思います
・核は使用しない方が、より強力な存在理由と意義があります
・戦勝記念日の演説で核の脅しをしなかたのは、ロシア国内向けには具合が悪かったんですね
・核のリレーが最後まで続かないだけでなく、管理が杜撰で物理的に使える状態にないという記事も読みました
黒井脅しというのは、それを見せただけで相手が怯えるから通用するのであって。毅然とした態度を取られると手の打ちようがないわけだ。
ワトソン君ロシアは、全部ダメになりますね・・・。核も捨てないといけないです。
黒井ロシアこそ中立化で非武装化が求められるよな。こんな危険で暴走しかねない国に核はおろか武器自体を置いてはおけないね。二度と他国を侵略できないように平和憲法も制定しないと。
ワトソン君ロシアの皆さん、このままだと敗戦国になります!領土割譲です!さようなら!