【ニューデリー時事】スリランカ主要メディアは13日、同国政府が中国海軍の観測船「遠望5号」の入港を許可したと報じた。
同船をめぐっては、隣国インドが「スパイ船」(地元メディア)などと安全保障上の懸念を指摘。スリランカは中国側に入港延期を求めていたが、多額の対中債務を抱え、中国の圧力に抗しきれなかったようだ。
スリランカ紙サンデー・タイムズによると、ウィクラマシンハ大統領と8日に面談した駐スリランカ米大使も、遠望5号の入港に懸念を示した。しかし、米印両国とも反対する具体的理由を示さなかったため、入港を認めたという。