韓国・アシアナ航空、11月から福岡など日本主要路線の予約を中断


アシアナ航空が、昨年搭乗率90%を記録した日本の主要観光地への路線運航を停止する背景には、日本の競争当局である公正取引委員会(JFTC)が、大韓航空との合併承認の条件として提示した是正措置の履行がある。

JFTCは日韓路線での市場占有率の上昇により、競争制限の懸念がある路線について調整を求めていた。大韓航空とアシアナ航空がともに運航していた旅客路線は計12路線あり、このうち大韓航空は7路線(ソウル-大阪・札幌・名古屋・福岡、釜山-大阪・札幌・福岡)のスロット(発着枠)を、LCCなど新規参入航空会社に譲渡することに合意した。

アシアナ航空もこれに応じ、該当路線のスロット放出を進めており、福岡線の予約中止に続き、残りの6路線も順次停止される見通しだ。

アシアナ航空は先月にもフランクフルト、パリ、ローマなど欧州路線の一部を減便していた。4月25日からは仁川-ローマ線が週5便から週4便に、30日からは仁川-フランクフルト線が週7便から週4便へと減便された。また、5月12日からは仁川-パリ線も週6便から週5便に減便された。これもEUの競争当局が提示した是正措置の一環だ。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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