(CNN) ロシアの軍事請負会社ワグネルが使用中の基地が先週末、火砲またはロケット砲による攻撃を受けたことが、SNS上の動画から分かった。位置情報を分析した結果、動画はウクライナ東部ルハンスク州にあるロシア占領下の町、ポパスナで撮影されたものと判明した。
ワグネルは民間の軍事請負会社で、ウクライナ東部ドンバス地方での戦闘で積極的な役割を果たしている。多くの場合、ウクライナ軍の退却した町に進軍する歩兵として動員される。準軍事組織であり、ロシアの資金支援を受けている。
ルハンスク州の軍政トップ、セルヒ・ハイダイ氏は15日、SNSのテレグラムで「ウクライナ軍はまたしても敵の拠点への作戦に成功した」と説明。ポパスナにあるワグネルの拠点が14日の攻撃で破壊されたと明らかにした。
死者の数については確認中としている。
ワグネルとの結びつきが指摘されるロシア寄りのテレグラムアカウントは先週末、ポパスナの大きく損傷した建物を示し、死傷者が出たと述べていた。