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WHO=世界保健機関は17日、新型コロナウイルスの種類についての報告が今年初めに比べて9割減り、ウイルスの変化への理解が難しくなっていると懸念を示しました。
WHOのテドロス事務局長は17日の会見で、過去4週間で報告された新型コロナによる死者の数が世界で35%増えたことを明らかにしました。
先月に感染が確認されたウイルスの種類ではオミクロン株が最も多く、その90%以上をBA.5が占めていますが、そうした世界中から送られてくるウイルスの種類のデータ数は、今年初めに比べて9割減ったということです。
情報を共有する国の数も75%減っていて、テドロス事務局長は、「ウイルスがどのように変化しているかを理解することが非常に難しくなっている」と懸念を示しました。
そして、北半球ではこれから寒くなり、感染リスクが高まってくる中、「新型コロナとともに生きることを学ぶということはコロナが存在しないふりをすることではない」と釘を刺しました。
TBSテレビ