ロシア外務省は18日、麻薬所持と密輸の罪で実刑判決が言い渡された女子バスケットボール米国代表のブリットニー・グライナー選手の身柄交換の可能性について、米国と「静かな外交」を行っていると明らかにした。代表撮影(2022年 ロイター)
[18日 ロイター] – ロシア外務省は18日、麻薬所持と密輸の罪で実刑判決が言い渡された女子バスケットボール米国代表のブリットニー・グライナー選手の身柄交換の可能性について、米国と「静かな外交」を行っていると明らかにした。
外務省のネチャエフ報道官は「静かな外交が進行中で、米政府が従えば実を結ぶはずだ」と述べた。
ロシアの裁判所は今月4日、麻薬所持と密輸の罪でグライナー選手に懲役9年の実刑判決を言い渡した。関係筋によると、米国はグライナー選手と、スパイ罪で禁錮16年を言い渡された米元海兵隊員ポール・ウィーラン氏の2人と引き換えに、米国で服役中のロシアの武器密輸業者ビクトル・ボウト受刑者を釈放する身柄交換をロシアに提案している。