(CNN) ロシア国防省は21日までに、極超音速ミサイル「キンジャル」を搭載したミグ31型戦闘機3機が、バルト海に臨むロシア西部の飛び地カリーニングラード州に配備されたと発表した。
ロシア国営のRIAノーボスチ通信が伝えた。戦略的な抑止力を高めるさらなる措置の一環とした。同通信は、国防省は以前、キンジャルは敵勢力の一切の防空網やミサイル防衛網の脅威を受けないと説明していたとも報じた。
ロシアは今年3月中旬、同ミサイルを初めて実戦に投入してもいた。
ただ、西側諸国の軍事専門家らはキンジャルの兵器としての価値を疑問視。英国防省は、実質的にはロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の空中発射を可能にした型式に過ぎないとも分析していた。イスカンデルはロシア軍のウクライナ侵攻で再三使われている。