韓国製EV、米補助金除外で年10万台の対米輸出に支障


韓国製EV、米補助金除外で年10万台の対米輸出に支障

(写真:朝鮮日報日本語版)

 韓国の自動車メーカー5社と主な部品業界団体、学識者などで構成される同連合会は「今回の法案は差別的な補助金を禁止する世界貿易機関(WTO)の規定に違反し、韓米自由貿易協定(FTA)が定める『内国民待遇』の原則にも反する」と指摘した。同連合会はまた「北米のFTAである米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の締約国(カナダ・メキシコ)に税制優遇を認めるように、FTA締結国であり経済安保同盟国である韓国のEVにも同等の待遇を求める」と表明した。

 同連合会はまた、「これまで韓国自動車業界は米国に130億ドル以上を投資し、10万人以上の雇用を創出し、今年5月のバイデン大統領訪韓に際し、サムスンが170億ドル、現代自が105億ドル相当の投資計画を発表した」と米国経済への貢献を強調した。

 産業通商資源部も米インフレ抑制法に積極的に対応する方針を明らかにした。李昌洋(イ・チャンヤン)長官は同日、大韓商工会議所で「半導体・自動車・電池業界懇談会」を開き、「官民合同チームを構成し、対応案を模索する。まず両者による協議で法案の下位規定に韓国企業の意見を反映することが優先だ」と述べた。産業通商資源部は来週から来月にかけ、安城逸(アン・ソンイル)通商交渉室長、安徳根(アン・ドックン)通商交渉本部長、李昌洋長官が順に訪米し、ハイレベルの協議に乗り出すことにしている。

柳井(リュ・ジョン)記者



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