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ポーランドのブラスザック国防相は「合意していたK2とK9A1導入を実行に移すため57.7億ドル=約8,000億円の契約に署名した」と26日に発表、これで韓国は宿願だったK2の欧州上陸を確定させた格好だ。
韓国側は一先ず57.7億ドル=約8,000億円分の受注と宿願だったK2の欧州上陸を確定させた格好だ
ポーランドのブラスザック国防相は先月27日、K2、K9、FA-50の取引に関する基本合意書(LOA)に署名して世界中から注目を集めたが、26日にK2を2025年までに180輌取得するため33.7億ドルの契約と、K9A1を2026年までに212輌取得するため24億ドルの契約に署名。
ブラスザック国防相は契約署名式で「韓国と共に達成した成果は印象的で短期間で大きな成果を上げることができた。安全保障の観点から最も重要なのは年内にK2とK9が引き渡されることだ」と述べて「年内に引き渡される10輌のK2はモロンクに駐屯する第20機械化旅団に、24輌のK9はベンゴジェボの砲兵連隊に送られる」と付け加えた。
今回の契約はK2とK9A1で使用する数万発単位の主砲弾や機関銃の弾薬、保守や訓練パッケージをカバーしているため、1輌あたりの取得コストはK2=1,872万ドル(約25億円)、K9A1=1,132万ドル(約15億)になるが、この数字は調達単価ではないので10式の調達単価(15億円前後)や99式の調達単価(9.6億円前後)と比較する際は注意してほしい。
K2+K2PLの調達スケジュール | ||
2022年 | K2引き渡し開始 | 10輌 |
2023年 | 18輌 | |
2024年 | 56輌 | |
2025年 | K2引き渡し完了 | 96輌 |
2026年 | 韓国とポーランドでK2PLの製造開始 |
韓国とポーランドで計820輌製造、アップグレード作業はポーランドで実施 |
K2からK2PLへのアップグレード開始 | ||
2030年 | K2PL引き渡し完了 | |
計1,000輌を調達予定 |
K9A1+K9PLの調達スケジュール | ||
2022年 | K9A1引き渡し開始 | 24輌 |
2023年 | 23年~26年までに188輌 |
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2024年 | ||
2025年 | ||
2026年 | K9A1引き渡し完了 | |
韓国とポーランドでK2PLの製造開始 |
韓国とポーランドで計388輌以上を製造、アップグレード作業はポーランドで実施 |
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K2からK2PLへのアップグレード開始 | ||
648輌以上を調達予定 |
因みにFA-50に関する本契約も9月頃に署名する予定で、K2PLやK2PLに関する本契約への署名予定はまだ決まっていないが、今回の契約は「韓国から装備を調達するためのファーストステップに過ぎない」とブラスザック国防相は述べており、実現するかは不明だが「豪陸軍の次期歩兵戦闘車や米陸軍のブラッドレー後継プログラムに提案されているRedbackや、アラブ首長国連邦が導入した天武の輸出交渉も両国間で進められている」とも報じられている。
K2、K9、FA-50に関する全ての契約にポーランドが署名すれば取引額は190億ドル=2.6兆円を超えると予想されており、韓国側は一先ず57.7億ドル=約8,000億円分の受注と宿願だったK2の欧州上陸を確定させた格好で、ここは素直に韓国防衛産業界の発展と躍進に称賛を送るべきだろう。
ポーランドが装備調達に15兆円を投資、ロシアの野蛮な侵略に対する正しい反応
韓国とポーランドがK2、K9、FA-50導入契約を今月中に締結、Redbackや天武の追加導入も?
※アイキャッチ画像の出典:Ministerstwo Obrony Narodowej
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