北朝鮮から砲弾やロケット弾を購入してもロシア軍が酷い目に遭うだけ

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米ディフェンスメディアは7日、仮にロシアが北朝鮮から砲弾やロケット弾を購入しても「惨めな性能しか発揮できないため酷い目に遭うだけだ」と指摘している。

北朝鮮は見返り燃料や高度な軍事技術を求める可能性があり、核実験に必要な技術や機材も含まれる

米当局はイランがロシアに無人機を引き渡した数日後に「ロシアが北朝鮮から数百万個の砲弾やロケット弾を購入している」と機密情報を開示、政府関係者は「ロシアがイランや北朝鮮に頼る姿は制裁が効果を発揮している現れだ」と指摘しているが、北朝鮮がロシアに何をいつ引き渡すのかについては詳細を提供していないため不明だ。

北朝鮮から砲弾やロケット弾を購入してもロシア軍が酷い目に遭うだけ

出典:Mil.ru/CC BY 4.0 ソ連規格の榴弾砲

この問題について英国際戦略研究所、米カーネギー国際平和基金、韓国人アナリストは「ロシア軍が使用するランチャーと互換性があるレガシーな砲弾を大量に供給できるは北朝鮮だけで、恐らく交換後に廃棄する予定だった古い砲弾をロシアに売るのではないか」と指摘しているが、米ランド研究所だけは「砲弾やロケット弾ではなく最も消費が激しいAK-47や機関銃などの小口径弾薬が中心になる」と予想している。

さらに米ディフェンスメディアは韓国人アナリストの指摘を引用して「2010年の延坪島砲撃事件で北朝鮮が発射した300発~400発の砲弾の内、目標に到達したのは80発に過ぎず、大半の砲弾は延坪島に到達する前に海に落下してしまった」と指摘、惨めな性能しか発揮できない砲弾を北朝鮮から入手しても「酷い目に遭うだけだ」と述べているのが興味深い。

北朝鮮から砲弾やロケット弾を購入してもロシア軍が酷い目に遭うだけ

出典:Republic of Korea Armed Forces/CC BY-SA 2.0 延坪島砲撃事件

ロシアが北朝鮮から調達を目論んでいるであろうミサイル兵器についても「弾道ミサイルは北朝鮮独自の規格なのでロシア軍のランチャで使用できず、これを導入するためにはランチャーも一緒に購入する必要があり、北朝鮮も弾道ミサイルをロシアに提供することはないだろう」と予想、北朝鮮が提供可能なロケット弾についても「作動保障が切れかかっているものしか提供しない」と述べているので設計通りの性能を発揮できるかは謎だ。

まぁロシア軍も旧ソ連時代の怪しい砲弾、ロケット弾、ミサイルを引っ張り出して使用しており、西側基準とは異なる価値観=不発弾や設計通りに作動しないのは当たり前で「数でカバーすれば良い」という発想なら、北朝鮮製の砲弾やロケット弾にも価値を見いだせるのかもしれない。

北朝鮮から砲弾やロケット弾を購入してもロシア軍が酷い目に遭うだけ

出典:Kremlin.ru

因みに北朝鮮は見返り燃料や高度な軍事技術を求める可能性があり、5年ぶりに行われる可能性が高い核実験に必要な技術や機材も含まれると予測している。

米当局、ロシアが北朝鮮から数百万個の砲弾やロケット弾を購入している

 

※アイキャッチ画像の出典:Stefan Krasowski/CC BY 2.0

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