ウクライナ軍幹部は8日、ハリコフ地域の南部と東部で700平方キロ(270平方マイル)を超える領土を奪還し、ロシア陣地に最大50キロ(31マイル)進攻して、20を超える村を取り戻したと発表した。(2022年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)
[キーウ(キエフ) 8日 ロイター] – ウクライナ軍幹部は8日、ハリコフ地域の南部と東部で700平方キロ(270平方マイル)を超える領土を奪還し、ロシア陣地に最大50キロ(31マイル)進攻して、20を超える村を取り戻したと発表した。
ウクライナ軍のオレクシー・フロモフ准将の発言は、ウクライナ反撃を伝える最も詳細な公開情報となった。ウクライナ政府はこれまで、作戦を漏らさないために詳細な情報を多く開示することを避けてきた。
フロモフ氏は「ハリコフ方面の失われた領土を奪還するための防衛作戦において、今週初めからウクライナ軍は敵陣に最大50キロまで進攻した」と述べた。ハリコフ地域でどの集落が奪還されたかは明らかにしなかった。
フロモフ氏は「ハリコフとピブデンニ川方面でウクライナの支配下に戻った領土は計700平方キロメートルを超える」と述べた。ピブデンニ川は、ウクライナ南部の最前線の港湾都市ミコライウを通って黒海に注いでいる。
フロモフ氏によると、ウクライナ軍は東部のスラビャンスク前線で最大3キロ(1.8マイル)前進し、オゼルネという集落を奪還した。