エリザベス英女王の死去を受け、仏パリの英国大使館で記帳するエマニュエル・マクロン仏大統領(2022年9月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国で19日に行われるエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬について、ニュースサイトのポリティコ(Politico)は、参列する外国首脳とその配偶者が、民間航空機で入国し、専用バスで葬儀会場に向かうよう指示されたと報じた。
【写真】在米英大使館で記帳するバイデン大統領と妻のジル氏
英国での国葬は、1965年のウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)元首相の葬儀以来約60年ぶりとなる。AFPの取材に応じた英外交筋によると、海外から約500人の要人が参列する見通しで、「参列者にとってできるだけスムーズになるよう、段取りが綿密に計画されている」という。
ポリティコが外国大使館宛てに送られた公式書簡に基づいて報じたところによれば、参列者は葬儀会場となるウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)に各自の車両で乗り入れたり、ヘリコプターでロンドン上空を移動したりしないよう指示されており、ロンドン西部の指定場所から寺院まで護衛付きの専用バスで移動することになる。
「厳重な警備と交通制限」が理由だとされているが、この報道を受けて驚きの声が上がっている。ある駐英外国大使はポリティコに、「バスに乗ったジョー・バイデン(Joe Biden)氏を想像できるだろうか?」と語った。
英首相報道官は12日、「保安上のリスクなどによって首脳ごとに手配が異なるため、大使館を通じて案内と情報を提供している」と説明した。AFPは在英米大使館にコメントを求めたが、今のところ返答はない。【翻訳編集】 AFPBB News