韓国・梨泰院雑踏事故への対応後、うつ病…30代消防隊員が失踪、メモに「申し訳ない」


家族によると、この隊員は梨泰院事故の現場支援後、うつ病と診断され、これまで治療を続けていたという。隊員はかつてのメディアインタビューで「応急処置が必要な人を配置し、亡くなった方々を黒い区域に置く作業は精神的に耐えがたかった。自分がその現場にいたというだけで親はつらがっていたのに、犠牲者のご遺族の気持ちはいかばかりかと考えた」と語っていた。

消防隊員は8月10日午前2時ごろ、第二京仁高速道路の南仁川料金所を通過した後、路肩に車を停め、携帯電話や財布などの所持品を車内に残したまま姿を消した。携帯電話の最後の位置情報は、仁川市南洞区瑞草洞で確認された。隊員は家族や友人に向け「申し訳ない」という内容のメモを携帯電話に残して連絡が取れなくなった。

警察と関係当局は、家族からの失踪届を受けて捜索活動を続けているが、依然として行方は分かっていない。家族側も「失踪した消防隊員を探しています」と題したチラシを作成し、オンライン・オフライン問わず配布している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

KOREA WAVE



Source link